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2009年9月 5日 (土)

宿題が子どもから時間を奪う

二日前に書いた学校の宿題に対する僕の記事に対して、3人の子持ち親爺さんから下記のようなコメントを頂いた。

久しぶりにコメントさせていただきます。
中2の末っ子の宿題をみると、理不尽だと感じます。全員同一内容で、個人のレベルに合わない宿題は時間を子供から奪う犯罪ではないでしょうか。

昨年から保護者会などには積極的に出席し、飲み会の席では担任の先生に婉曲に伝えてきたつもりですが事態はいっこうに改善しません。部活に宿題に大忙しで可哀想です。どうにかなりませんかね(半分あきらめ・・・)。宿題をやらなければ内申点が・・・・。なんか、息子を中学校に人質に取られている様な気がしてます。(一緒に遊んでもらえない僻みかな(苦笑))。
毎日、ブログを楽しみにしています。それでは、また。

学校の先生は通信簿をつけていることで、クラスで君臨できるとかつて僕の知人が言っていた。どんな宿題だろうが提出しなければ減点される。どんな授業だろうが寝ていれば減点される。

僕も高校で閻魔帳を片手に平常点をつけるふりなどしているが、基本的に騒がしいのも生徒が居眠りしているのも自分の授業がいまいちだと認識して、一切減点はしない(僕の行っている高校の校長先生がこのブログを見てないことを祈るが・・・・冷や汗)。出席と、大事だと思ったことをしっかりメモしているかどうかのノート点検はやっている。

いつかのブログでも書いたが、宿題や予習ををやってこなければ授業が理解できないような授業を僕はしたくない。何も取り柄のない人間だが、これだけはずっと信条としてきた。

宿題が多いせいで不登校になったり、宿題が多いために自主的な勉強が阻害されたり、宿題が多いために家族の団欒が希薄になったり、宿題が多いために読書時間が取れなかったり、宿題を取り巻く弊害のほうが僕は多い気がする。

僕らが学生のときはこんなに宿題などなかった。おかげで本が一杯読めたし、音楽も一杯聞くことが出来た。高校の時などは、授業料を稼ぐためのバイトも出来た。そういう意味では、宿題を出さなかった先生方に感謝をしている。

だからそんな人間になったんじゃないかと言われれば、返す言葉もないが、一応生きていくための知恵は自分なりに学んできたつもりだ。3人の子持ち親爺さんが言うように、宿題が時間を子供から奪う犯罪であってはならない。

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コメント

 コメントを取り上げていただいてありがとうございました。
 「犯罪」というのは言いすぎでしたかね(汗;;)。ただ、宿題を出すなら、もう少し、ほんのちょっとの工夫によって有意義な物になると思っています。学校の先生に言わせると「まずは勉強習慣をつけて欲しい」、「いろんな家庭があるから(工夫した宿題をだすのが)難しい」ので現在の宿題になってるとのことです。ただ、息子の中学校では「基礎・基本の徹底」の宿題が多すぎますね。工夫のない基礎的なドリルの宿題には疑問を感じています。
 あと、長時間の部活にも同じような疑問を持っています。こちらも工夫が必要ではないでしょうか。
 今後ともよろしくお願いいたします。


(かねごん)
3人の子持ち親爺さんコメントを頂きありがとうございます。勝手にコメント記事を借用させていただきました。
多くの保護者の皆さんは宿題は必要だと思っています。しかし問題は、その宿題が時として、子どもたちの学習意欲を失わせ、学校そのものへの意欲も失わせてしまっていることです。
僕は塾を通し、学校での講師を通し、多くの不登校生徒と接してきました。やれば出来ると励まし続けられ、多くの課題と多くの演習を強いられ、ギブアップしてしまった多くの生徒たちがいます。
全員が進学校に行くわけではありません。全員が授業を理解できるわけもありません。そのギャップをひたすら宿題で埋めようとする先生が居ることが問題なのだと思います。

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