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2009年9月12日 (土)

秋桜

毎年秋になると、この歌を聴きたくなる。僕には娘がいないので、娘が嫁ぐ日を経験することはないのだけれど、親子の絆や、旅立ちの思いが迫ってくる歌である。

山口百恵の歌唱力もさることながら、さだまさしの歌詞も本当に脱帽というか、他の追従を許さない凄さがある。日本を代表する詩人が宮沢賢治ならば、さだまさしは日本人の旅情を歌い上げる吟遊詩人の代表である。

彼の詩の世界は、生きるせつなさの中に、いつも人間として歩んでいくことの温かさと、希望がある。常に人間の死や、別れを意識しつつも、必ずある種の救いを歌い上げるさだまさしの詩の世界は、僕は好きだ。

人生に繰り広げられる瞬間瞬間の影と光。その織りなす人生模様を、時に切実に時に諦観を帯びた眼差しで綴る彼の感性は、いつもみずみずしく、心の琴線を激しく波打たされる。

僕が生まれて初めて買ったレコードがさだまさしの曲であった。いまだにアルバム「無縁坂」は僕の書斎兼物置に鎮座している。ジャズやブルースに10代後半からはまり込んでいった僕だが、さだまさしの完成度のきわめて高い詩のクオリティーは、常に僕の詩作の手本とさせてもらってきた。

さだまさしの詩の世界を、どうぞ秋桜で堪能して頂きたい。

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