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2009年8月15日 (土)

ブログで学ぶこと

最近何人かの塾生に、「かねごん先生のブログを初めて見ました」 「塾とまったく関係ない話だった!」という貴重な感想をもらった。

塾内の様子や、自分が教えに行っている高校の話は、毎日ライブでとても面白い話題が生まれているのだが、たとえ匿名で書いても読む人が読めば分かることで、残念ながら詳細を記事にすることは出来ない。もしこのブログを続けることが出来れば、3年なり4年後には過去の面白かったエピソードとして書けるかも知れないが、今は無理である。

僕自身がまったくの匿名で素性を隠しているブローカーならばいざ知らず、プロフィールには名前も塾の住所も電話番号も明記している塾ブログなので、当然のことながら制約を受けるのである。

それでも僕なりの勇気を出して、自分なりにギリギリのところまで曝け出しているつもりである。時に家内や息子の写真までアップしてしまい、家族からも周りからも驚かれたこともあるのだが、塾生の場合は、保護者の皆さんから当然のことだが了承を得ている。

それにしてもご父兄に学校の先生が多いのに、教師の批判を書いたり、お寺のご住職がいるのにお寺の批判を書いたりと、毎日のように家内から検閲を受け、フレーズにクレームをもらうのだが、かといって良識をわきまえない僕では決してない。

一応僕なりに守っていることがある。僕は記事を書いたらほとぼりが冷めてからもう一度見直す。いつも言っているように、僕は一度下書きをしないとブログが書けない。感情に支配されてついつい暴走したときなどは、これが有効な安全策となる。

二つ目。何度読み返しても面白くもなく役にも立たない原稿は捨てる。せっかく貴重な時間を割いてアクセス頂いている方々への最低限の僕の気配りのつもりである。それでも時に駄文をバンバン更新してしまうかねごんである。申し訳ない。

三つ目。自分で何気なく書いた記事が時に想像を超えるアクセスを頂くことがあるが、僕は必ず何がヒットしたのかを分析することにしている。

実は過去にも書いたことであるが、経営陣が一番失敗するのは順調な時の分析を怠ることだ。生徒が集まらなかったり、退塾者が多いときには一生懸命原因を探るのだけれど、調子がいい時は、自分が運がいいとか実力があるくらいに思って、分析をさぼる。実は一番これが危険なのだ。

自分の長所や強い点を掌握できていない経営者は、この時代は生きてはいけないと僕は思っている。

僕はブログを書くことで、その分析力を鍛えられている。世の中の人がどういう事象に興味があり、どんなことにそっぽを向くのか、毎日ブログを書いていると非常に勉強になる。そしてそのことが塾のニーズを作り出す学びにもなっている。

むむ・・・今日はちょっと偉そうなことを言ってしまった。失礼しました・・・・・。

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