学生達の気骨
お盆休み中自宅でコーヒーを飲んでぼーと夕涼みをしていると、テレビから超レトロな単語が聞こえてきた。中核とか旧革マル派とか、1960年代や70年代の学生運動の特集をやっているのかと思えば、そうではなっかた。
最近の話であった。法政大学の学生達が、警官隊と押し合いへし合いやっているではないか。僕はしばしコーヒーカップを握ったまま、タイムトラベルに巻き込まれたような感覚におそわれ、フリーズしてしまった。
学生運動を煽るわけではないが、ここまで日本経済が大変な状況になり、特に地方の町に於いては求人有効倍率が0.7倍を切るところが激増し、地方の経済基盤は危機的状況である。学生達が職がありませんと言って、卒業後派遣やフリーターに甘んじる姿に、実は歯がゆさと憤りを感じていた。
法政大学の学生達の中には、検挙されたものも何人かいるようだが、あの気骨があれば人生少々遠回りをしても、この時代を生き抜いて行けるはずだと僕は信じている。
そう言えば、僕が大学を出て塾教師になった頃は、東京の私塾の塾長さん方の中にはバリバリの全共闘世代が多くいた。学生運動で塀の向こうにぶちこまれた話を、過去の勲章のように話す先生もいた。もちろん酒が入れば「この軟弱ものが!」と渇を入れられたものである。
彼らは今60歳を過ぎ、おとなしい老後を送っているのだろうか。いやそんなはずはない。ちなみにその世代であり、僕がお付き合いいただいている富山国際学院院長の奥村先生http://tiaokumura.exblog.jp/11738452/は、50代半ばを過ぎ国立大学に入りなおし、見事卒業された。その間富山国際学院の理事を兼任し、尚且つ2年前までは学習塾も同時に経営なさられていた。畏るべし団塊の世代である。
そして今法政大学を中心に、また世の中に対して自分たちのポリシーや理念を訴える世代が出てきた。僕はいいことだと思っている。学生の頃軟弱世代と言われた僕が言うのもおこがましいけれど・・・・・・。
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かねごん先生、小生ごときをブログにてお取り上げいただき恐縮です。僕のブログの印象ではそうなるのでしょうが、僕は暗い汚い側面もある男です。でも、かねごん先生のご期待に少しでもお応えできるような生き方ができるよう、少しは努力してみます。
花巻東、残念でした。でもまだ、オープン競技ではありますが国体があります。菊池雄星君が回復し、一丸となって全国制覇されんことを願っております。菊池君が楽天入りし、田中君と二枚看板でプロ野球の頂点に立つ-そんなことも願っております。
東北地方を旅行した知人が米の出来具合が芳しくないと申していました。そうなんでしょうか。心配です。
ご多忙な日々、ご自愛のほどを。
ブログでご紹介いただき本当にありがとうございました。
(かねごん)
奥村先生ご無沙汰しております。岩手は気候も何とか回復し、お米も僕のところはまあまあのようです。
毎日精力的に活躍されている奥村先生のお姿をブログで拝見しております。先生を見ていると、年を取ることの素敵さをいつも感じます。ぼくも奥村先生のような元気な快老人(・・・笑い)になりたいと思います。先生もご自愛くださいませ。
投稿: 奥村@富山 | 2009年8月23日 (日) 19時13分