ジャズピアノの巨匠ハンク・ジョーンズ
一関市地主町にあるジャズ喫茶ベイシーの開店40周年記念イベント「ライブ・アット・ベイシー・プロジェクト」は14,15の両日、同店で開催された。ジャズピアノの巨匠ハンク・ジョーンズさん(91)率いるカルテットが出演し、至高の音色でフアンを魅了した。
ジャズ界の大御所の演奏を間近で楽しめる貴重な機会とあって、会場は両日とも満員札止め。「日本一、音の良いジャズ喫茶」と称されるベイシーに、全国のジャズファンやオーディオ愛好者ら250人が詰め掛けた。 岩手日日新聞 8月19日
ハンク・ジョーズさんは今年91歳を迎えられた。今回のライブでは初日から17曲のナンバーを熱演した。すばらしい!今回のバックをつとめたアーチストは皆ハンクの孫の世代である。90を過ぎても音楽活動を続ける彼のパワーに脱帽である。
ライブの一発目は、スタンダードナンバー『TAKE THE A TRAIN』で始まった。まさに東北の夏の夜の夢、夢の電車が走り過ぎていった。
ブルーノート全盛時代の生き証人でもあるハンク・ジョーンズさんとマスターの菅原さんは、きっとベイシーの思いで話に花が咲いたことであろう。それにしても一関が日本のジャズの聖地と言われる日も近いような気がする。
巨大なJBLから繰り出されるサウンドは、僕が初めてベイシーのテーブルに腰掛けた19歳の夏から変わってはいない。その間に、ジャズの潮流は変遷してきたけれども、当時聴いた、コルトレーンもペッパーもサッチモもそしてハンク・ジョンズのピアノもこの時代に色あせることなく、響き続けている。ジャズはいいな~。
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