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2009年8月13日 (木)

部活が終わった中3の夏

子どもたちの受験指導を生業にしていると、時に人間の運命と言うものについて考えさせられることが多い。入る高校や大学によって人生の今後が決定するわけではないが、少なくとも運命の何パーセントかは明らかに合否の結果によって左右される。

僕は学校の成績と言うものが人生に大きな影響を与えるとしたならば、それはテスト結果によって選別された学校での人間関係によるものだと思う。

僕は勉強が嫌いだった。部活動と音楽に明け暮れた僕に待っていたものは、不合格と言う厳しい現実であった。人並みに落ち込みもし、人並みに自暴自棄にもなったりしたが、ある種個性豊かなクラスメートに出会うことができ、底辺から見つめる社会の光景とでも言うべきものを凝視できたことは、僕の大きな肥やしになっている。

結果が全てだと言い切る人間が多い世の中だけれども、人生に於いて失敗を含め何も無駄なものはないと言うのが僕の哲学である。努力したくないと言うのも学びであるし、人に負けたくないと一生懸命がんばるのも、もちろん大いなる人生の学びである。

僕の家内は、あいも変わらず宿題をやらない愚息に毎日頭を痛めているが、僕の『三年寝たろう』的血筋が入っている息子ゆえ、一筋縄ではいかないようだ。「なぜ勉強をしないんだ」と言われ続けている僕の息子が、いつか眠りから覚めるのか、もしくはこのまま永遠に眠り続けるのかは、彼が自分で決めることだと僕は思っている。

小学校時代や中学校時代、はたまた高校時代が楽しかったから戻りたいともらす同級生や友人が多いが、僕はそんなことを一度も考えたことがない。今の方が常に楽しい、やってくる明日が楽しみでならない。年を取っていくことを心から楽しんである。

ただ一つだけ過去の悦楽と言えば、部活動だ。僕の青春であり、全てであった。僕の命だった。だから部活動が終わった中3の夏は僕にとって人生が終わったような気分だった。受験勉強にさっさと意識を変えて行く同級生たちが宇宙人のように見えた。

県大会が終わり、勉強に本腰が入らない中3を見ていると、遠い昔の自分を見ているようである。自分が味わった挫折を塾生には経験させたくないと、自分の過去を封印してあれやこれや啓蒙する日々である。

僕の人生にこんな運命がやってくるとは、中3の夏の僕は考えすらしなかった。

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コメント

昨日の花巻東の試合はすごい試合だったようですね。
私は指導が終わってから教室のラジオをつけたので、ちょうど8回裏の逆転が始まるところからでした。あっという間に満塁になって、走者一掃の2塁打であれよあれよという展開でしたね。最初から聞いていたら仕事にならなかったと思います。

さて、金田先生の息子さんの話に興味を引かれます。以前の村上春樹のことといい、何か「大物」になるのでは、と楽しみです。「千里馬」は名伯楽が現れるまでは駄馬以下の扱いしか受けません。「燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや」という漢文の句もあります。

うちの愚息も言われないと宿題をやらないクチです。この間も課題の中間提出前日の夜に、溜めていた分をまとめて深夜2時までやっていました。判読できない字で適当に書いている様子を見て「このスーダラぶりは一体だれに似たのだ?」と怒りを通り越してあきれておりました。


(かねごん)
小林先生コメントを頂きありがとうございます。
長男はいまだ就職が決まらず、次男は相変わらずギアーが入らず、僕の疲労度もマックスなのですが、花巻東の勝利が癒してくれました。
雄星くん様々です。
夏期講習が終わりましたら、野球の話題とお互いの息子を肴に酒を飲みましょう。

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