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2009年6月20日 (土)

蛍が舞う

今年初めての蛍が我が家の庭にやってきた。

15年ほど前から田んぼに農薬を撒かなくなって、私の家の周りには蛍が舞うようになった。

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090620_210554 源氏蛍のようだが、今年はいつもより1週間ほど早い訪問だった。

昭和30年代は本当に家の周りは蛍が乱舞していた。土地改良がなされ、沼地や小川が次々と埋め立てられ、大きな田んぼが整地され、小川がコンクリートの川になり、どじょうやメダカやフナが泳ぐきれいな水脈が岩手の山里でさえ消えていった。

080602_101514 30年前大型のトラクターやコンバインが作業しやすい、広い田んぼが整備されたが、その後の減反政策で、農家一軒あたり300万から500万円の借金だけが残ったままの地域も多い。

秋田の八郎潟開拓の悲劇がきっと全国の多くの農村であるのではないだろうか。毎年値上げする肥料代や機械燃料費に対し、確実にお米の買い取り価格は下がっている。

お米を作れば作るほど赤字になっていく農業の悪循環を断ち切らなければ、日本の農業の未来はない。労働に見合った報酬がなければ、後継者も育つはずがなく、私の家の前のこの水田の風景も、20年後には消えてしまうかもしれない。

庭先でのんびり蛍の光を眺めることが出来るこの故郷を、いつまでも残したいものだ。

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