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2009年6月 4日 (木)

プリント学習の光と影

ワープロが登場し、そしてパソコンによるプリント作成が一般化し、コピー機が普通に学校に置かれるようになって以来、ガリ版刷りの時代が終焉し、塾業界も含め日本の教育環境は激変した。ここ30年来のことである。

宿題プリントやプリント学習による授業が猛烈な勢いで全国に浸透した。特に塾業界では公文式のプリント学習が、幼児や小学生のプリント学習の代名詞になった感がある。また学校教育においてもいとも簡単に問題が作成できるようになり、毎日の宿題プリントが増えた。

昔行なわれていた国語科の筆写や、英語の教科書の書き取り練習が行なわれなくなり、一見合理的な要点問題がプリントで演習されるようになった。先生が問題を作成せずとも、パソコンからダウンロードし、質の高い演習プリントが生徒たちに行き届くようになった。

その結果、何かが変わってきたような気がする。私は生徒たちの教科書の読み取り能力が、極端に落ちたと実感している。そして明らかに、面倒くさがりやが増えた。

教科書の内容をあまりにもすばらしくまとめ上げた教材プリントが世に出回り、教科書を読まずとも要点が押さえられるプリントが、常に学校や塾から配られる。添削指導の通信教育もしかりである。子供たちは教科書に目を通すことなく、要点がわかるようになった。

部活やさまざまな習い事で忙しい生徒たちにとってはありがたいことではあるが、苦労して読みこなす経験が少なくなったことは間違いない。

最近、生徒達を見ていて一番気になる言葉は『面倒くさい』である。頻繁に面倒くさいを連発する。これは我が息子たちを見ていても同じである。即結果を求めたがる。小さい頃から情報社会の渦の中で育ってきて、何をするにもマニュアル的なものをあてがわれてきた子供たちは、なかなか自分で創意工夫をしようとはしない。

自分が工夫しなくとも、周りが常に情報を提供し続けてきたからである。「かねごん先生、この単元のまとめプリント頂戴」 「いいよ、はいどうぞ」 私にも責任がある・・・・。

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