一枚のCD
昨年レーベル不明の一枚のCDを中古屋さんで買ってきた。ネテイブアメリカンのたくましい青年の写真が掲載されていた。100年ぐらい前の写真だろうか。教室のCDラジカセにセットし流れてきた音楽に私は釘付けになった。
魂の遠吠えであった。動物を呼ぶ声だろうか、死者を弔う歌だろうか。悲しみといたわりと、生きる慟哭が聞こえてきた。太鼓にあわせ繰り返されるその遠吠えのような声が、聞いている私の心臓の鼓動にリンクし、まるで原始の草原を吹き抜ける風のようだ。
インターネットで調べてみると、インディアン音楽では有名な曲らしいのだが、日ごろジャズを聞いている私にとっては衝撃的だった。民族を超え時代を超え、すばらしい音楽は本当にすばらしい。皆さんもどうぞ堪能してみてください。
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