英語が出来なくて大学受験を迷っている高校2年生へ
進学校ではなく、ほとんどの生徒が就職を希望する普通高校に入って、勝手気ままにのんびり過ごしてきたけれど、最近大学に行くのもいいかなと思いつつも、英語が出来なくてやっぱり大学進学は無理かなと思っている高校2年生にアドバイスをしてみたい。
英語の通信簿がいつも3で、全国模試を受けて返ってきた英語の偏差値が35以下で、聞いたことのない大学名を書いたにもかかわらずE判定を受け、やっぱり大学は無理かと考えている高校2年生、無理ではありません。これから私かねごんが話すことを秋の風が吹く頃までに実行してください。
まず中学校の英語の教科書を1年生から3年生まで引っぱり出してきてください。残念ながら捨ててしまった人は、友達からもらってください。赤鉛筆と青鉛筆を持って、1年の教科書から読んでください。もちろん3年生の教科書まで。
英文の意味がわからないセンテンスには青ライン、そしてその中の判らない単語には赤丸をつけてください。定期考査を終えた君たちは時間があると思うので、これを10日間で終わらせてください。だらだらやっていると、何のために自分がこんなことをやっているのかいやになるので、しっかり期日を決めてやること。
次にその和訳が出来なかった例文だけをノートに書きとめてください。この作業を20日間でやってください。その頃に夏休みがやってくるはずです。進学校でないので大学受験の特別講座などないでしょうから、夏休みはそのノートの和訳に費やしてください。ただしその前にやることがあります。
気分を新たにするために本屋さんに行って英語の辞書を買ってください。色や重さやデザイン、はたまたインクの匂いなど、一番気に入ったものを買ってください。出版社はどこでもいいです。ただし中古はダメ。その辞書だけを頼りにノートの例文を訳してください。引いた単語には、辞書内にチェックをすること。夏休みの前半までにこれを終了してください。
そして今度も本屋さんです。高校英語の基礎とか基本などのタイトルがついている参考書を買ってください。出来るだけ薄くて、例文の単語が簡単なのがいいです。イラストや文字の大きさなど、精神的に疲労しないものがいいですね。
中学校の教科書と同じです。赤鉛筆と青鉛筆を持って、参考書の例文を読んでください。訳せない例文には青ラインを、判らない単語には赤丸をつけてください。これを夏休みが終わるまでに終えてください。
今度は学校も始まりますのでなかなか時間が取れないかも知れませんが、進学校ではないので宿題は少ないはず。高校英語の基礎の参考書の訳せなかった例文を9月15日までにノートに書き写し、今度も参考書を見ずに、辞書だけを参考に和訳してください。これを10月の衣替えがくるまでに終えること。
その頃には辞書を引くことが億劫でなくなり、また辞書や参考書に愛着がわくと思います。そして英語の本筋が見えてくると思います。学校の教科書も怖くないと思います。
実は今日述べてきたことは、英語が出来なかった私が高校2年のちょうどこの時期からはじめた勉強法です。いたって単純ですが、この作業のおかげで高校時代、英語に目覚める基盤を作ることが出来ました。そして今に至っています。だまされたと思ってやって見て下さい。
尚、この勉強法の文章に対して、いかなる著作権も生じません。ご自由にお使いください(・・笑い)。 By かねごん
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