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2009年6月18日 (木)

大学の危機

6月15日14時57分配信 産経新聞

 少子化で18歳人口が減少し、定員割れの私立大が半数近くに上るなど、厳しい運営を迫られる大学が少なくない。「大学全入時代」の到来で希望すればだれでも大学生になれる一方、学生の獲得競争に敗れて淘汰(とうた)され、廃校が決まった大学の学生からは、「留年や休学して在学途中で大学がなくなったら、どうすればいいのか」と不安の声が上がっている。

 文部科学省によると、4年制の私立大は平成20年度で591校あり、2年度の372校から約1・6倍も増加した。しかし、日本私立学校振興・共済事業団の20年度調査では、定員割れした私立大は約半数の266校に上った。このうち、29校は定員の半数にも満たなかった。

 定員割れの大学は、地域別では北関東や北陸、中国、四国地方で多く、学生数では800人未満が目立つという。都心の大規模校に学生が集中し、地方の小規模校ほど厳しい運営を迫られるという「二極化」の実態も浮かんでいる。

 今回、募集を停止した三重中京大の担当者は「今、募集停止しないと在学生の教育も十分にできなくなってしまう危機感があった」と明かす。聖トマス大でも12年度以降、定員割れが続き、累積赤字は20億円に上っているという。

 一方、学生の側も廃校を念頭に置いた募集停止に、不安を隠せない。「学生や保護者向けの説明会を何度も開いてきたが、学生からは『留学や休学したときどうなるのか』『他大学への転学などはできるのか』といった声が多い」と三重中京大広報課。

 「消える大学 残る大学」の著者、諸星裕・桜美林大学教授は「1万人規模の大学は60校ほどしかないが、それが学生の半分ぐらいを取ってしまい、残り半分を500校近くで取り合うのが実態で、淘汰は仕方がない」と説明。

 今後について「地方大、女子大、小規模大、単科大の順に危なくなるだろう。運営の厳しい大学は、18~22歳層ではなく、地域や社会人に活路を求めていくしかないのでは」と指摘している。

私がブログの師と仰いでいるとよ爺先生http://toyojie.jugem.jp/の記事を拝借したものである。今の大学生が、私たちの頃と比べ何が違うのだろうかと考えてみた。確かに我々の頃の大学数は現在の半分だったし、生徒数は倍近くいた。大学の進学率も東北は25パーセントぐらいだったと記憶している。

大学に行く高校生の割合が少なかった。それは経済的理由もあっただろうが、それ以上に大学に行く必然性を感じなかった高校生が多かったような気がする。高校を出てすぐに働いて、早く自分の自由になるお金を手に入れ、恋をし結婚を夢見た同世代が多かった気がする。

自分はどうかと言うと、正直言って勉強がしたかった。本も読みたかったし、自分の未知なる世界を探索したかった。もちろんお金も大切だと思っていたが、自分の感性を磨くことが私にとっては一番の課題だった。

実はその感覚は今も変わっていない。かつてのブログでも書いたが、本当に真剣にお金儲けをしたかったならば、私は塾の教師はしていなかったはずである。それは自信を持って言える。

『大学は勉強したい者が行くのではなく、就職したがために誰でもが行くようになった』と、とよ爺先生が指摘なさっているように、経済理念だけで教育機関を見てしまえば、本来の純粋な学問嗜好が薄れるのは当たり前で、即戦力的な会社のニーズに応えようとするあまり、極端な例を挙げれば、面接があるから本を読もうみたいな学生が増え、とりたくもない資格の取得にエネルギーを奪われ、実体のない頭でっかちの学生が生まれてしまうことは仕方がない現状だろうと思う。

大学のレベルが決して下がったのではなく、社会が求めるニーズが学生に対して下がってしまったことが、根本的原因なような気がしてならない。

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コメント

かねごん先生、こんばんは。
ここのところ忙しく、リンクを張っていただいたにもかか
わらず、コメントが遅くなり申し訳ありませんでした。

就職のために大学に行くと割り切ることによって、私たち
の世代の人間からすれば、学べるものが減ってしまったよ
うに思えます。
大学生に与えられる自由な気持ちと、就職する前の何とも
言えない青春時代に決別する心境もないのでしょうね。
何だかとても寂しい気がします。


(かねごん)
とよ爺先生多忙なところコメントありがとうございます。
私の方は木曜日が1週間で一番時間があるものですから、ブログを書き溜めたりしております。
就職のために大学に行かなくて何のために行くのだと思われる方がいらっしゃると思いますが、大学はやっぱり学問を学ぶために行くところだと私も思います。お金も大切ですが、学びはもっと大切なものだと思います。特に若い頃には・・・・・。

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