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2009年5月 7日 (木)

存在理由

どんな職業も必要ゆえに存在している。お医者さんだったり、農家だったり、消防士さんだったり、無ければ大変である。

じゃ我々のやっている塾はどうだろうか。究極的に考えていけば、無ければ無いでどうにかなる職業ではあるような気がする。1960年頃から増えてきた塾は、半世紀以上にわたりそれなりの繁栄をしてきた。

なぜだろうか。実はこの理由を考えることが、塾をやっているものが生き残っていける理由のような気がする。

じゃかねごんは、どんなふうに塾の存在理由を考えているんだと言われそうだが、私は塾という所は良い意味でも悪い意味でも、学校が聞き入れてくれない親御さんや子供たちの我がままを聞き入れてあげる所だと思っている。

ゆえに学校からしてみれば至極迷惑な所であるかも知れない。孫を甘やかしてしまう、おじいちゃん的存在に見えるかも知れない。しかし、子供たちには逃げ場所が必ず必要である。勉強が出来なくとも塾に行けば、なんか自信が湧くような言葉をかけてくれるし、学校で解けないけど塾では解ける問題を出してくれる。そんな逃げ場である。

また中間層のレベルを相手に授業を進める学校の授業となれば、上位の生徒は物足りない。自分の能力をもっと引き出してくれる起爆剤が欲しくもなるだろう。そこで進学塾が進路のニーズに応える秘策を講じるのである。

塾とは、勉強が苦手な生徒や出来る生徒の我がままを、受け入れてあげる学びの場であると私は考えてきた。

なんとか20年間生き延びてきたところを見ると、あながち的外れな路線を歩いてきたわけでもなさそうかなと、ちょっと自惚れている。

高尚な教育論を掲げ、学校教育を陵駕する理想を掲げる塾もあるが、私は普段着のサンダル履き姿で、敷居の高くない塾を、今後もぼちぼち営んで行きたいと思っている。

(連絡)

5月の休塾は5月8日(金曜日)、8月16日(土曜日)となります。

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