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2009年5月14日 (木)

運動会練習に思う

直前にせまった運動会練習と一ヵ月後にやって来る中総体の部活練習で、中学生はギブアップ気味である。運動会の半月前から毎日運動会練習が入り、多い日には3時間も通常授業がつぶれ、練習時間に割り当てられている。おまけに朝は一週間前から応援の朝練習が始まり、通常より30分ほど早い登校になっている。

先日卓球部の保護者懇親会があり、同世代の親御さんたちと中学校時代の思い出話に花が咲いた。そんな中で運動会の思い出話で盛り上がった。

我々が中学校の時には、一週間前の体育の時間を練習に当てたくらいで、今のような緻密な且つ頻繁な練習などしなかった。せいぜい運動会の前日か二日前ぐらいに全体練習をし、大体の感じを掴んだぐらいで本番に突入したものだ。

そもそも昨今のように中学校の運動会には、ほとんどの親は応援などには来なかった気がする。田植え時の農繁期の真っ只中、今のような大型機械があるわけでなし、手作業の時代、親は運動会どころではなかった。ゆえに運動会のお昼を親と食べた記憶はない。今は運動会に来ない親の方が珍しい。校庭の片隅で一人弁当を食べている生徒が気の毒に見える状況である。

学校行事の中でも保護者が一番集う運動会は、学校側にとってもまさに日頃の学習成果を見せる絶好のチャンスである。昔のようなアバウトな運動会ではダメなわけで、完璧なタイムスケジュールと役割分担が要求され、おのずとそれに合わせた練習も多くなるのだろうと思う。

思えば運動会の応援ばかりではなく、部活動の練習試合や各種大会の応援も近年は多くの親御さんが駆けつける。我々の頃は親が自家用車を持っている家も少なかったので、おのずと中総体等に応援に来る親はいなかったし、とにもかくにも親たちは仕事をすることに精一杯で子供に構っている時間はなかった気がする。

そういう意味では今の子どもたちは恵まれているわけだが、子ども達に干渉しすぎるという意見も多い。我々大人の手のかけどころがちょっとずれているのではないかと危惧するわけである。私なども息子達の教育に対してはおおいに反省している。

洗濯にしても食事にしても送迎にしても、親がやらなければ子供はそれなりにやると思うのだが、ついつい親がやってしまう私達の世代は、反省しきりである。

私たちは確かに子どもの頃は遊びに夢中で、勉強は今の子どもたちのようにやらなかったが、生活力と根性だけはあった気がする。中高生をお持ちのお父さんお母さん方そう思いませんか。

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