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2009年5月 8日 (金)

風を感じて・・・

今日は田植えのため休塾にさせていただいた。

今は体のあちこちがギシギシしている。わずか40アールの田んぼの田植えだが、いっぱいいっぱいである。年にはかてない。

農業をやっていると、季節の移り変わりがよ~くわかる。田んぼを渡る風が日々微妙に変わっていく。里山に吹く風は、時に森の匂いがしたり、季節によってはカリンのような甘い風がそよいでくる。

空を見上げれば鷹や鳶やはやぶさが気持ちよく風に舞っている。太陽の恵みと水の恵とそしていろんな風が作物を育てていく。

今は機械作業がほとんどなので、子どもたちが農作業を手伝う風景が見られなくなった。日曜日は部活やスポーツ少年団の活動が優先で、休みの日に小学生や中学生が田んぼや畑でお父さんやお母さんを手伝う姿はない。

兼業農家がほとんどだが、今の子どもたちは将来農業を継いで行くのだろうか。きっとやることはないだろうなと思う。これは私の単なる想像ではなく。確信である。

遠くない将来、日本の農業は棄てられる。日本の教育は農業を見捨ててきた。岩手県の米どころである一関市でさえ、農業高校がすべて市内から消えた。

人間が生きて行くために一番必要なものを、日本の教育は忘れてしまった。因数分解を学ぶことも関係代名詞も学ぶことも大切なことかもしれないが、野菜やお米を育てるために窒素やリンサンやカリの成分がどれだけ必要で、どんな土壌改良が必要かを学ぶこともとても大切な学問のはずである。

宮沢賢治が花巻農業学校で教鞭をとった時代、農業を学ぶことは間違いなく生きて行く糧であった。自然と対話し、土と会話をする農業は芸術だった。つらい、お金にならないと、まるで洗脳されてきた農業。

間違いなく私もその一人である。だから本業は塾をやっている。それが現実であるのだろうなと思う。

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コメント

お久しぶりです。かなり以前に特務機関(?)に間違えられた者です。
毎日楽しく読ませていただいております。
我が家も新潟の兼業農家です。田植えは連休に家族総出(大学1回生と2回生の娘二人も強制帰郷)で行いました。中2の倅は野球部の試合のために免除しました。最近は近所では農業法人とかで大型機械を使用した田植えが多くなってきました。そういうところでは子供たちが手伝うような機会は失われていますね。寂しい限りです。 田植機で植えた翌日には家族全員で手直し作業をしました。ほのぼのとした風景に心が和みました。


(かねごん)
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
私はいまだに2条植えの機械で頑張っています。ぼちぼち限界のような気がしますが、本当に農業機械は高いので、軽トラック同様20年物で凌いでいます。
岩手はようやく新緑が鮮やかになってきました。いい季節ですね。
3人の子持ち親爺さんの三男さんはうちの次男と同じ学年なんですね、野球部ですか。卓球もいいですが野球チームの団結なんていうのも大きな勉強になりますよね。今後ともよろしくお願いいたします。

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