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2009年5月18日 (月)

学級崩壊

子どもの通う中学校全体が、やる気のないムードに包まれている。会議や研究授業を理由に、授業のカットや短縮が頻繁に繰り返される。授業には、子供を引きつける魅力がない。ある先生はカセットを流すだけ、ある先生はワークを解かせるだけ…。テストを返されても、答え合わせも解説もないという。

 いつ学級が崩壊してもおかしくない。これでは先生に対する子供の信頼はそがれるばかり。やる気のある子の芽も摘まれてしまう。(中学生の保護者

上の文は『学級崩壊の現場から』というブログ欄に寄せられていた保護者の皆さんのコメントの一つである。実は私も専門は一応英語なのであるが、30年近くの日々の英語の授業の中で俗に言うカセット授業をやったことは一度もない。

教科書の準拠ワークや教材には必ずと言っていいほど今はCDが付いている。アメリカ人による流暢な英語が吹き込まれているが、私は自分で聞くことはあっても指導では使わない。決して自分の発音に自信があるからではない。

英語教材のCDならば、いつでもどこでも買える。古本屋さんの100円コーナーにかつては何万円もしたであろう英語教材が二束三文で無造作に重ねられている。リスニング授業を受けたかったら何も塾に来る必要はないだろうし、学校の授業さえ必要ないかも知れない。

学びは与える側の情熱によって加速していくものである。時間つぶしのテープ授業など生徒はすぐに見抜いてしまう。時間つぶしの人生訓話も同様である。

塾や私学の学校になぜ学級崩壊が起きないのか、それは起こした先生が即処分される厳しい現実があるからである。公立の先生は、身分がいい意味でも悪い意味でも手厚く保障されている。学級崩壊を引き起こしたからといって指導責任を問われることは少ないだろう。

「私の指導力の問題ではなく、あの生徒のせいだ」と居直る先生が多いと聞く。しまいにはその子の親の責任にしてしまう。もっとひどい先生になると、自分の指導力のなさを担任の指導力のなさにしてしまう輩がいる。実に簡単である。そんな責任転換が出来れば保身は楽だろうが、保護者の信頼や同僚の信頼はまさに崩壊してしまうだろう。

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