放浪記に涙
森光子さんの放浪記が2000回公演を達成した。89歳にして素晴らしい演技である。ただただ脱帽である。テレビを見ていて涙が止まらなかった。
目標や根性とか、そんなものはどうでもいい、ただ演じている素晴らしさがそにあった。
人生という言葉を私は良く使うが、森光子さんの生き方を目の前にすると、自分の発する人生と言う言葉がなにか薄っぺらなものに感じてしまう。
人間が健康で働くということがどれほど大変かは、自分なりに知っているつもりだが、あの年齢で3時間半の公演を出ずっぱりで演じる体力と気力がいったいどこから湧いてくるのか、本当におそれいってしまう。
年を取ることの素晴らしさを見させていただいた。50にならんとする私など、まだまだひよこである。あと40年現役の塾教師でいることは無理としても、先日のブログのような、後10年位かななどと言う弱音は恥ずかしいので、撤回することにしよう。
何年でも構わない。生徒がいなくなるまで、自分が教えられなくなるまで私も頑張りたい。そんな気概を森さんから頂いた。
言葉で立派なことはいくらでも言えるが、生きて、そして感動を与えてこそ、深い学びを人に与えられるものである。
森さんの演じる姿に、年をとるということの価値観を180度変えられた人達が多いのではないだろうか。私もその一人である。
生きることは素晴らしい!
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