定額給付金
定額給付金、皆さんのところはいかがでしょうか。富山市に住む僕のところにはお上から給付されました。世帯主の通帳に家族の分が一括入金だそうで、僕は自分の分の1万2千円いただきました。ここは麻生太郎(あそう・たろう1940-)さん・太田昭宏(おおた・あきひろ1945-)さんに感謝申し上げるべきでしょうね。
ありがとうございました、麻生さん・太田さん。
お金をもらったら感謝するのがわが家の家訓なので(尤も何もしないでお金をもらうのは初めてですが^^)まずは御礼申し上げますが、僕の「定額給付金は『天下の愚策』だ」という考えに変わりはありません。そのことについては2008年10月31日の記事などで書きましたので、よろしかったらご参照下さい。
麻生さんも太田さんもきっと年収800万円以上でしょうね(あるいは1500万円前後?)。そういう方たちに税金の使い道を任せたのがそもそもの間違いなんでしょうね。どうせ2兆円を使うなら、年収800万円以上には支給せず、400~800万未満には5000円、200~400万未満には4万円、無収入~200万未満には10万円~50万円とかできなかったんだろうか。
もっと怒りたいのは麻生内閣の赤字国債。麻生の「100年に1度の危機」が正しい判断だとしても、こんなに赤字国債を垂れ流して、その償還(返済)は誰がするのか。自民+公明=与党の国会議員が、1億円ずつでも死ぬまでに出してくれるのでしょうか(それでも「焼け石に水」)。結局は「200年」かかってでも、我々の子や孫や更にその後の世代たちが、生活に苦しみながら返していくしかないのではないだろうか。それとも麻生氏も太田氏も、「今さえ切り抜けられればやがて日本経済は劇的な回復を遂げ、赤字国債なんてアッという間になくなる」などと考えておられるのだろうか。麻生さん・太田さんには、死ぬ前にぜひ赤字国債処理のロードマップを作成しておいていただきたいものである。ちゃんとケジメをつけて逝っていただきたい。
私のブログにリンクさせて頂いている富山国際学院学院長の奥村先生のブログ記事http://tiaokumura.exblog.jp/である。『どうせ2兆円を使うなら、年収800万円以上には支給せず、400~800万未満には5000円、200~400万未満には4万円、無収入~200万未満には10万円~50万円とかできなかったんだろうか』という意見は、思わずうなってしまう。
我が家は5人家族で76000円の定額給付金を先週頂いた。長男の通う学校の前期授業料の一部となってすでに消えていった。もらって嬉しかったのかと言われれば、正直このお金に感謝をする気持はない。我々国民が払っている税金がこんな使われ方をしていいのかという憤りのほうが強い。
奥村先生がご指摘のように、お金持ちには必要ないお金であるし、本当に家計に困窮する家庭にとってはスズメの涙である。
選挙に勝ちたいから国民にお金をあげよう。あまりにも堂々と行なわれる賄賂政治に開いた口がふさがらない。そのお金はもともとは国民から集めた血税である。国家予算に余裕があると言うならまだしも、借金だらけの国家財政の中で何を血迷ったのだろうか。理解に苦しむ政治に私は困惑を通り越して、失望を感じる。
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 封建時代の階級差別の復活(2015.11.15)
- ドイツが東京オリンピックの不参加を表明(2015.08.24)
- 違和感を覚えるのは僕だけだろうか(2015.01.27)
- うちわと赤ワイン(2014.10.22)
- 集団的自衛権行使を容認する閣議決定案(2014.07.01)
かねごん先生。ご無沙汰しております。奥村@富山です。
この度は私のブログ記事を取り上げていただきありがとうございました。今年になって2回目になるでしょうか、取り上げていただくのは。かねごん先生の記事中に拙文を見出すと、自分の書いたものが意味あるものとして評価されたと感じ、とても嬉しいです。更新がままならぬブログですが、これからも自分の意見や感想などを書き綴っていきたいと思っております。
新年度が始まって1か月半、塾生との関係も定まってきた時期だと思います。かねごん先生を信頼し食らいついてくる塾生の皆さんのために、これからもご精進ください。
記事を取り上げていただいたお礼を申し上げるのが遅くなり、大変失礼いたしました。
これからもよろしくお願いいたします。
(かねごん)
奥村先生コメントありがとうございます。こちらこそ先生の記事にはいつも刺激を受け啓蒙されています。ありがとうございます。
先生も学院長に就任し多忙な日々だ思いますが、くれぐれも体調にはお気をつけください。
投稿: 奥村@富山 | 2009年5月20日 (水) 21時33分