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2009年4月19日 (日)

不況がもたらす現状

私立大学の歯学部の定員割れが深刻な問題になっているらしい。17大学のうち6割が定員に満たない状況で、特に東北地区の大学は定員が6割にも満たない大学があると新聞で報じられていた。間違いなく不況の影響である。

私立大学の医学部や歯学部はレベルも高いが、費用も凄まじい。入学金だけでゆうに1000万円を越す。6年間で一億円近くがかかる大学もある。そんなお金を出せるのは田舎では開業医かよほどの資産家ぐらいである。自分の子どもを医者や歯医者さんにしたくとも無理と言うものだ。

歯医者さんは、飽和状態という報道もなされていた。確かに街を歩いていても一つの通りに必ず歯医者さんの看板を見かける。お医者さんに比べ命にかかわる仕事ではないので、開業医の子息や子女が選択する人気職業らしい。ゆえに歯医者さんは増え続け、お医者さんは足らなくなってきたのかも知れない。

国立大学の医科歯科系は、どこも東大に入るくらい難しい。お金が無くとも優秀でありさえすればというのは昔の話で、国立大学の医科歯科系に入るには塾や家庭教師など小さい頃から莫大な教育費がかかる。独学で勉強して出来る子も確かにいるが、それは例外中の例外ではなかろうか。

医師不足の抜本対策は大学のあり方にも大きく絡んでくることである。言葉は悪いが金持ちだけが選択できる職業である以上、この不景気の社会情勢では医者の数は減る一方のような気がする。自治医大や防衛医大のように金がかからない医学部を国が支援し枠を広げ、成績優秀な生徒が、親の経済力のために諦めている医学部志望を早急に改善しなければならない。

不況と少子化のなかで、全国の私立大学は存続の危機に立たされている。特に平成に入って新設された大学は廃校に追いやられているところも少なくない。

大学どころか私立高校の学費もままならない家庭が増えている。市内の中学校では、給食費の未納が多く、現状の給食費を維持することが困難になり、給食の日を減らし、弁当の日を増やす中学校も出てきた。

昨日の新聞には閉鎖を余儀なくされる工場の数が出ていたが、その数は東北地区に集中している。庶民の痛みをどれだけ政治家や企業の経営者は理解し、実状を把握しているのだろうか。

バイトでも何でもやれば生きていけるはずと言うが、自給650円のバイトを一日8時間、一ヶ月24日働いても、12万円ほどにしかならない。手取りはさらに減る。これでは食べるだけが精一杯だ。学生のバイトならいざ知らず、家庭を持っているお父さん方が、家庭を維持できる金額ではない。

儲かった時は企業が潤い、利益が上がらなくなったなら従業員を切り捨てるシステムが当然とまかり通る日本の産業に、明るい未来は見えてこない。

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コメント

 カネゴン先生こんにちは、昨日のライブ残念ながら親父の退院のため盛岡までの往復があり、行くことが出来ませんでした。
 不況の影響・・数日前も近所で「えっ・・・そんな・・」という出来事があったばかりです。ご本人たちは休むことも無く一生懸命働いてきたのに、代々残されてきた負債を今の時世ではなんともすることができなくなったようです。悲しくてたまりません。何かが誰かが犠牲になっていく世の中に憤りを隠すことはできません。
 毎日その家族が健康でいられること祈るばかりです。

(かねごん)
伊藤様コメントありがとうございます。
お父様が退院できて良かったですね。今後のケアーが大変かと思いますが頑張ってください。
昨夜はジャズやクラシックを堪能してきました。30人ほどの聴衆が一体化し、最後は出演者全員による演奏と歌で幕を閉じ盛り上がりました。
今度の日曜日のライブ楽しみにしております。それでは。

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