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2009年4月14日 (火)

無常

中学3年生が東京方面へ修学旅行に出かけていった。ゆえに塾は人影がまばらで、私は満開になった桜並木を教室の窓からあてどなく眺めていた。

岩手のような北国に住んでいると、冬が終わりいっきに怒涛のごとく押し寄せる春の息吹は、本当に圧倒される。つい先日まで雪をかぶっていた桜の木々は、これでもかというぐらい花びらをまとい、春の風に揺れている。

年を取りあちらの世界に旅立つときは、桜の舞う季節がいいものだと40歳を過ぎた辺りから私は考えるようになったが、なぜか桜の美しさは死を想像してしまう。

今年に入って近隣の親しくお付き合いしていた老人の方々が、次から次へと天国に召されていった。1月から私は5回も黒いネクタイをしめている。二日前も親類のおばあさんが亡くなり、告別式の進行役をつとめさせていただいた。きっと天国からこの満開の桜をめでているに違いない。

小さい頃から実に多くの死と向き合ってきた。友人の死であったり、家族の死であったり・・・・。

私は桜の美しさを見ていると、毎年なぜか亡くなった多くの方々を思い出してしまう。きっと2,3日で散ってしまう桜の花の無常さと、人間の人生のはかなさを知らぬ間に重ね合わせてしまっているのかもしれない。

桜は北国を北上していく。多くの人達がいろんな思いを寄せ、桜の花を眺め、そして新しい時代を生きていくのだろう。新しい学校での生活が始まった若人や、仕事に就いた若者達や、愛する家族を失い悲しみにくれる人たちにも、桜の花は舞い落ちる。

幾たびか繰り返す人生の悲しみや喜びに、満開の花がそっと寄り添うように春は過ぎていく。教室で一人、舞い落ちる桜の花を見つめながら、私は人生の時の流れを感じていた。

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