教え子は報道カメラマン
某民放テレビ局の報道部に当塾の卒業生であるT君がいる。小6の終わりごろに入塾してきて、足かけ7年近く在籍してくれただろうか。塾の在籍期間が8年という生徒が今までに二人いるので、T君は我塾では三番目ぐらいに長く在籍してくれた生徒だ。
一番多感な時期を私のような風変わりな中年おじさんと過ごしたことを彼はどう感じたのだろうか。塾登山や、ライブや、日々のたわむれの中で、何か掴んでもらったものがあったのなら幸いである。
実は先月の私のライブの撮影を担当してくれたのがT君であった。ライブの後、T君が私の横に座っているのを見て、「かねごんさんの息子さんですか」と声をかけてきた方がおられたが、塾にいた中学校2年の時にも、二人で塾生達が食べるクリスマスケーキを買いに行き、店の店主に親子に間違えられたことがあった。
私みたいなハゲオヤジに似ていると言われても、迷惑この上ないかも知れないが、ひょっとしたら頑固一徹で妥協しない性格は似ているかも知れないと、かってに思うかねごんである。
私の指導の責任なのだが、私はT君の高校受験を失敗させてしまった。予備校通いを始めたT君はそれでも塾を辞めることなく、週に一度は塾に顔を出し、勉強をしていった。不屈の精神で見事リベンジを果たしたT君は、大学は一発合格で、東京六大学の一つに合格した。
そして300倍という難関を突破し、現在のテレビ局に勤務している。
先月T君が私にこんなことを言ってくれた。「俺が大学に受かったのも、300倍という倍率にもかかわらずテレビ局に入社できたのも、あの時の挫折があったおかげだと思ってます」。
夜中でも早朝でも、事件が起きればテレビカメラを片手に現場に向かうT君。そんな彼が「かねごん先生、雪から顔を覗かせているふきのとうを撮影したいんですけど、先生の家の近くにふきのとうありますかね~」と電話をくれた。大変な仕事であるが、カメラを回しているT君は巡り来る春の息吹のように輝いている。
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今の自分があるのは大学の4年間があるから
大学時代があるのは高校時代があるから
高校時代があるのは大験で勉強したからだと思っておりますよ。
ずいぶん色んな人に助けてもらいましたね…
ちなみにカメラは臨時で本質は記者なので…w
(かねごん)
take君コメントありがとう。そうか本業は記者か。
そういえばtake君が塾で書いた自由ノートの赤ペン大魔神シリーズは圧巻だったね。文章力は当時から切れるものがあったね。
体調に十分気をつけがんばってくれ。
投稿: take | 2009年2月26日 (木) 22時59分