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2009年2月14日 (土)

テトリス

落ちてくるブロックを瞬時に移動させ、収まるべき場所に積み重ねていくおなじみのゲームテトリス。誰でも一度はやったことがあるゲームではないだろうか。

高校入試の願書提出状況を毎年眺めていると、不謹慎かも知れないが、このテトリスのゲームを思い浮かべてしまう。倍率や自分の学力を考え、それぞれがそれぞれの高校を受験し落ち着いて行く。決してそのことを悪いと言っているのではない。

近年のように不況が長引くと親の経済力を心配し、私立を避ける傾向があるのは仕方がない。ゆえに危険を冒さず、難しいと言われれば、素直に志望校変更をする受験生が多い。

しかしである。志望校という字をよく見ていただきたい。志す学校と書いてある。志とは、自分の夢であり、希望であるはずだ。たやすく変えるべきものではない。若いときに冒険心を持たずにいつ持つのだろうか。自分の能力をかってに決め付けてはいけない。

知っているだろうか。人は数十億ある脳細胞のうち、数パーセントのみを使うだけで命が尽きていく。ほとんどの人間が、世の中の常識とか、社会通念の呪縛の中で、自らの進化を止めてしまうのだ。

「一ヶ月で点数を100点上げられますか?」たいていの人はNOと答える。私は違う。本人が本当に上げたいのなら、上げられると思っている。はったりでもなんでもない。一日五時間自己学習をするとして、30日なら150時間の勉強量になる。

自分の能力を軽んじてはいけない。君達はとんでもない能力を秘めている原石だ。中学生のうちから自分の能力を過小評価するのはやめようじゃないか。

かつて塾生の90歳になるおばあさんが、脳梗塞で利き手の右手が不自由になった。そのおばあさんは、これからの人生のためにと左手で習字練習を始めた。90歳のおばあさんがである。あえて尋ねたい。君達はいくつだい。

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受験生諸君へ」カテゴリの記事

コメント

受験生は、1ヶ月で100点以上あげられる、というかねごんさんの言葉を信じてほしいです。事実だからです。きっとかねごんさんはこれまでに、それができた受験生を見てきたんだと思います。学校の教師は落ちたときのことしか考えてないですよね。無難にどこかに入ってもらえばそれでいいのでしょうね。人間の能力は無限です。でも、おしゃべりしながら、テレビをみながら、ペン回しの練習をしながら勉強しては、その能力は表にでませんね。自分を信じて、集中して「5時間の自己学習」できれば、自分が目指す高校の合格ラインまでは絶対行きますね。きっと胃が悲鳴をあげていると思いますが、頑張って欲しいです。


(かねごん)
せなじいさんいつもコメントありがとうございます。感謝申しあげます。
奇跡は起こそうと思う人に、間違いなく起きます。私はそう信じています。
周りが信じてあげれば、本人達も頑張ります。大人たちがしり込みしていては子どもも育ちません。そういう意味では大人も夢をなくさないで欲しいと思っています。

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