この空気感は
我が塾では小学生、中学生、高校生を時間帯で分けてはいない。完全にオープンの個別指導である。時に曜日によっては、個性もさることながら、さまざまな学年とレベルが絡み合い、私が眩暈を覚えるほどである。
中1年生だけの時間帯や、中2年生だけの時間帯が偶然、もしくは故意に教室内で生まれる時がある。そんな時は騒がしさを通り越して、こども達が爆発することも多々あるのだが、受験生がいれば状況は変わる。
今年は8年ぶりに高3生不在の年だったが、もちろん中3生はいるわけで、一ヵ月後に近づいた県立高校入試を前にピリピリ感はピークに達している。いつもの調子でオチャラケている1,2年生は、私にビシリト叱られる前に、受験生ににらまれ、まるで蛇ににらまれたカエルのごとにすくみあがっている。
中1,2年生と昨年の夏ごろフレンドリーにたわむれていた中3生の面影は今は全く無い。
友達同士で仲良くやって来る中3生も少なくなった。特に男子生徒はつるんで行動することがなくなり、勉強に集中している。私立入試が終わり、県立高校のスポーツ推薦の合格が発表され、県立入試まで残り一ヶ月、受験モードの緊張感が日増しに高まっている。
先日ブログに書いたような、チョコレート云々の心配など要らないようだ。この空気感はひょっとして塾創立以来2度目の志望校全員合格の吉兆だろうか。
我が塾では、一人でも不合格者が出れば、卒業の打ち上げパーティーはやらない、いや、やれない。20年の歴史の中で、全員合格は一回きりだけだ。その時の学年は今年26歳になる。痛恨の敗北を味わい続けてきた。本当に塾生には申し分けないと思っている。
しかし今年はちょっと違う。いい緊張感が漂っている。いけそうな気がする。いや、いける。
私かねごんがブログでお付き合いさせていただいているアーチスト、Mr.Honda先生の受験応援ソングを聴いて頑張って欲しい。きっと最後まで頑張る勇気をもらえるはずだ。
それにしても本田先生の歌声は元気を与えてくれる。素晴らしいの一言だ・・・・・
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