猛吹雪
塾の二階から川土手の写真を撮ってみたが、一面の銀世界などと言うロマンチックな表現は程遠く、ブリザードの嵐で、ちょっとでも窓を開けるものなら凄まじい勢いで雪が吹き込んできた。
塾生も大変だが、雪で視界が閉ざされた道を送ってくる親御さんも大変である。本当に春が待ちどおしい。
そんな吹雪の中、今日は高2の女子生徒で茶道のたしなみがあるTさんに、ちょっと休憩を入れてもらい、受験間近かの中3生に自習室でお茶をたててもらった。初めての経験の塾生たちも多く、神妙にお茶を頂いていた。
「にが~い」などと、まだまだお子ちゃまである3年生はそんな感想をもらしていたが、お茶を立ててもらっている時の凛とした空気感はいいものだ。
Tさんも、嫌な顔を一つせず、塾の後輩のためにお茶を立ててくれた。ほんとうにありがとう。・・・・・と書いて気づいたことだが、彼女の家にはパソコンがない。本人はケータイもない。
小学校の時から私の塾に通って来てくれている彼女は、社会通念的女子高生の軟弱さがいっさいなく、お茶をたしなみ、時に朝5時起きをし、写経をするなどの精神修業をする凛とした雰囲気のお嬢さんである。
小さい頃から見てきただけに、彼女の成長ぶりに心底感心するかねごんである。ご両親の教育がしっかりしているのだと思う。
やんちゃだった少年達や少女達が、成長し、大人になっていく過程を見ていると、人間て本当にすごいな~と感動する。すばらしい!
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