笑うことも出来ず言葉を失った
先週の土曜日、塾生の発言に我耳を疑った。合格エンピツを入試で使ってはいけないと担任の先生に言われたというのだ。
理由は『合格』という漢字が書いてあるからとのこと。怒りを通り越して、さらに虚脱感を通り越して、私は笑うことも出来ず言葉を失った。中学校の名誉のために、またそれを通知してきた○○高校のために名前は伏せるが、ハッキリ言ってアホだ!
もし我が息子が受験生ならそんな学校は絶対受験させない。もちろんそれが事実なら今後塾生の針路指導でその高校を絶対勧めない。単なる中学校の先生の暴走的発言であることを願うのみである。
私が毎年塾生の合格祈願をしに行く奥州市駒形神社では、合格祈願にくる大勢の受験生が合格エンピツを神社より頂いていく。元日などは雪の降りしきる中、一時間以上も並び祈願する受験生もいる。家族が、息子や孫のために買い求める場合もあるだろう。受験生を思う様々な深い思いが、一本のエンピツに込められているのだ。
「合格という漢字が印字しているからダメです」
これがもし学校の方針として出された発言ならば、学校教育者のレベルがあまりにも低すぎる。いたわりとか、優しさとか、祈りとか、学校教育から消えてしまったのだろうか。私は悲しい。
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「格言」や「和歌」が印刷されていたら、それはちょっと問題かもしれませんが、「合格」程度の文字は、合否に関わることはないでしょうし、受験生の気持ちからすると、合格鉛筆は持ちたい、だとしたら、合格という言葉を問題に使わない、という配慮をしたらいいですよ。常識で考えたいです。想像力の問題ですね。教師は、そんなことにエネルギーを使わず、もっと生徒と授業に向き合ってほしいですよね。
(かねごん)
アイルトンパパさんコメントありがとうございます。
私も四分の一世紀塾教師をやってきましたが、今回の合格エンピツ使用禁止の話ははじめてのことでした。この問題はたかがエンピツと思われる方がいるかも知れませんが、受験生の精神性にかかわる大切な問題だと思います。賛同頂きありがとうございます。
投稿: アイルトンパパ | 2009年2月24日 (火) 10時33分
川上が汚れれば川下まで濁ると言うことでしょうか・・数々の教育委員会の不祥事からつまりはこの国のありかた・・万事が万事情けなくなる思いでいっぱいになります。
先生たちの中にはかなり重度の精神病を患ってる方もいらっしゃいます。目を見ればわかります。なぜ周りはわかっていてそのままにしてるのか・・・ほんとうに教育が必要なのは教師(大人)かもしれませんね、何のため誰のための学校なんだかね~。
身体はもうだいじょうぶです。身体も心も”お気楽”でいきます。
(かねごん)
タコ坊主様コメントありがとうございます。
この記事に対して批判のメールも覚悟しておりましたが、塾生をはじめ保護者の皆様からも、学校側の発言は理不尽との意見を頂きました。
心ある方々の、合格祈願を無駄にしてはいけないと思います。
投稿: タコ坊主 | 2009年2月24日 (火) 15時57分