寺子屋金さん~テレビ放映の余波~
ご無沙汰の寺子屋金さんである。
先週の水曜日テレビで金さんが紹介され、翌日は地元の新聞に金さんの写真が掲載されて以来、日頃金さんが立ち寄る店々で『テレビ見ましたよ~』 『塾の先生だったですね~』等のお声をかけていただいた。
実は金さんは極力プライベートでは寺子屋を営んでいることを極秘にしてきた。特に古本屋さんや本屋さんでは、領収書を頂く時など、「どちら様宛で?」などと聞かれると、「こちらで名前は書きますから・・・・」などと言っていた寺子屋金さんである。
18禁の怪しい本を買うわけではないが(・・笑い)、なんとなく職業柄読書傾向を分析されるのが恥ずかしいと言うのか、・・・そんな感じである。
金さんが行く市内の喫茶店でも、正体を明かしているお店は2箇所ほどである。赤提灯は一軒ぐらいである。ひげ面の怪しい中年おじさんである金さんは、店内でたまに名刺を頂くことがあるのだが、ちょっと名刺を切らしていてなどと口を濁し誤魔化している金さんである。
いつも家内に叱られるのだが、人見知りが激しい性格は直りそうにない。寺子屋をやっていると知られるや否や、ぼよ~んとしていた雰囲気をしゃきっとしなければいけないのかな~などと勝手に考えて、疲れている金さんである。
昨夜も、いつも行くジャズ喫茶のマスターから「金さん新聞出てましたね~」と店に入るなり満面の笑みで言われてしまった。コーヒーサイホンに火を点けるやいなや、ブルースギターの曲がスピーカーから流れてきたのには、びっくりの寺子屋金さんであった。
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