一関一高附属中学校入試解析
かねごんライブやらIBCテレビさんの塾取材やらで、我が塾であまり話題になりませんでしたが、一関一高附属中学の入試が先週の土曜日1月17日に行なわれました。
入試の前日は、夕方多くの小学生がお母さんと受験会場の下見に来ておりました。当セミナーは一関一高附属中学校から100メートルも離れていません。ゆえに様々な受験の風景が垣間見られます。
20年前、一関一高の生徒さんをメインに大学受験英語の専門塾として産声をあげた我が塾も、現在は高校入試の全教科自立学習型個別指導塾として中学生が7割を占める塾になっています。
我が塾には小学生は通ってきておりますが、本年度当セミナーより中学受験をする児童はおりませんでした。新聞で出題された問題を拝見しましたが、正直に申しまして、なかなかの良問だったと思います。
塾泣かせの、いい問題だったという意味で、なかなかのものでした。単純暗記を試すのではなく、読解力と分析力がメインの今回の入試問題は、思考力の総合性を試された難易度の高い問題だったと思います。
単純な計算ワークや、漢字スキルのドリル演習だけでは対応が難しい論述問題の連続でしたが、日頃本に親しみ、文章を書くことが億劫でない児童にとってはやりがいのある問題だったと思います。
日頃大人の話をしっかり聞き、テレビの報道や新聞の話題に注意を払う日常性が、教科学習と共に必要とされる出題内容でした。今後も環境問題や不況対策、福祉問題に関する論述問題が提示されていくと思います。
そう言うわけで、世の中の問題点や疑問点を小学生なりの視野で論述できる作文力と、科学的分析、社会学的統計学の基本的な読み取り能力が今後要求されていくと思いますが、家族で世の中に起きている問題を話し合う機会を多く持つことが、入試対策の一歩だと私は今回の問題を見て感じたしだいです。
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入試解析文を読みましたが、実によく書かれていますね。教育委員会が喜びそうです。私も、いい問題だと思いました。難問がないのが良かったです。読む力が必要ですね。このサイトは最近見つけたのですが、今日の岩手日日に写真が載っている方がかねごんさんですよね。私が知っている人でした。これから読み続けたいと思います。
(かねごん)
セナパパ様コメントありがとうございます。
今回の一関一高付属中学校の問題は、よく練られた問題だったと思います。総合的な思考能力が試された問題でした。入試対策としては個別的なデスカッションや、作文の添削指導を重視した指導が今後必要だと思います。
拙い私の記事を読んでいただきありがとうございます。
投稿: セナパパ | 2009年1月22日 (木) 10時08分