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2008年12月 8日 (月)

アーチスト論

音楽や芸術を鑑賞して楽しんでいるうちはいいが、クリエートするとなると突然負荷のかかり方が違ってくる。それが趣味であれ職業であれ、自分の本質というか感性と必死に向かい合うことになる。

学生時代お金のなかった私は、都内の大学の無料軽音ライブやジャズライブに頻繁に通ったものだ。音楽修行のつもりで、当時はやりだしたレコードレンタル店に入り浸り、いろんな音楽を聞いた。FMのエアーチェックも暇を見つけてはよくやったものだ。

音楽を聴くと、それが売れるかどうかは別にして、そのアーチストが音楽にこめるひたむきさというか、音楽に対する愛情の深さのようなものは間違いなく伝わってくる。

最初に打ち鳴らすバスドラの一発の音や、ギターをストロークする最初の息遣いなどで、その人間の感性や人生観、時に抱える悲しみや苦悩まで感じる時がある。だからライブはやめられない。

学生の当時、私の周りにはプロを目指す音楽家のタマゴ達がいっぱいいた。就職をすることもなく音楽をやるために7年も8年も大学に居座る輩もいた。紐のごとく彼女のアパートに転がり込み、週末ごとにギターを抱えて、ライブに行く友人もいた。私の曲にもそんな夢追い人をうたった歌が多い。

今年も師走に入り、市内の小学校でサンタミニライブを、『お話しポケット』の読み聞かせをやっているお母さん方からの要請を受けやってきた。ミニライブで恒例になった『カブトムシ』は、前奏が始まった瞬間に全校児童が笑ってどよめいてくれる。ジ~ントくる一瞬だ。

昨年、塾教師をやりながらこんなことをやっているのは私ぐらいだろうな~と思っていたら、教育ブログをサーフィンしていて、とんでもないアーチストに出逢った。山口県みかみ塾のMr.Honda先生だ。

それも受験生の応援ソングを作り、そのCDを全国の希望者に無料配送しているではないか。まったくもって只者ではない。さっそくHonda先生に勝手を言ってCDを送っていただいた。送って頂いたCDを聴いて、心から感動した。先生の歌や楽器をこなす才能もさることながら詩がいい。そして歌をうたっている先生そのものが輝いていた。

失礼だが、よくあるパターンの塾宣伝のための音楽なんかじゃなかった。本当に音楽を愛している人の音だった。現在ブログにリンクを貼らせて頂き、先生とはブログを通じて交流をさせてもらっている。私の拙いブログの文を何度も紹介いただいた。多忙の中コメントも頂いている。義理堅い先生である。塾教師ミュージシャンなのか、ミュージシャン塾教師なのか紹介の仕方が困るのであるが、いずれにしろ素敵な先生である。

先日Honda先生より、かねごん先生のアーチストの感性・・・云々の光栄きわまるコメントを頂いたが、私ははっきり言って神出鬼没のどさ回り芸人である。自称座敷わらし親父音楽家である(・・・笑い)。Honda先生のような都会的センスがないかねごんである。

今回Mr.Honda先生は新曲『サクラナミダ』をリリースしました。私のブログにリンクさせて頂いている『Mr.Hondaのココロ・トーク』をクリックしていただきますと、先生のHPにて聞くことができます。皆さん一度ぜひ聴いてみて下さい。

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コメント

いやあ、すばらしい。
この歌もさることながら、Honda先生の講義に思わず聞き入ってしまいました。人はその人が思うようになる、というのは至言です。松井秀喜は草野球の選手になろうと思ったからではなくプロの選手に、メジャーリーグの選手になろうと思ったからニューヨークヤンキースの選手になれたんだという話は説得力があります。まさにその通りだと思います。

本気で思うことの大切さをあらためて生徒に伝えようと思いました。

(かねごん)
小林先生コメントありがとうございます。我が塾でもHonda先生の優しい感性あふれる歌や話は好評です。便乗して私もCDを作ろうかななどと考えているのですが、このブログでさえいっぱいいっぱいな私がこの忙しい時期やっぱり無理ですね・・・・。

かねごん先生
こんなに素敵な記事にしていただけて光栄です。

先生の文のタッチが素晴らしすぎです。

>最初に打ち鳴らすバスドラの一発の音や、ギターをストロークする最初の息遣いなどで、その人間の感性や人生観、時に抱える悲しみや苦悩まで感じる時がある。
>私ははっきり言って神出鬼没のどさ回り芸人である。自称座敷わらし親父音楽家である(・・・笑い)。


(かねごん)
Mr.Honda先生コメントありがとうございます。私の塾の中学1年生の子達が、先生の大ファンです。昨日も『サクラナミダ』いいよねと言っておりました。本当にいい曲ですよね。

アートです。

いつか『カブトムシ』を拝聴できますこと、楽しみにしております。

取り上げてくださって本当にありがとうございます。m(__)m。


小林先生

わざわざ動画を見ていただけて光栄です。ありがとうございます。m(__)m。


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