赤ひげタイムズ
冬休みに入ると同時に、県内は大雪に見舞われた。一面の銀世界である。冬期講習が始まって、朝9時より夜9時半まで仕事漬けの疲労した目にはまぶしい雪景色である。
雪がなく開店休業状態だったスキー場もホット一息であることだろう。
夕方冬期講習を終えた中三生達が、教室の前で雪合戦にこうじていた。犬のようにはしゃぎ回っていたが、さすが15歳、彼等の体力には脱帽である。
かなりの宿題を出したつもりだったが、やけくその雪合戦だったのだろうか、気になるところである・・・・・。
まったく話は変わるのであるが、このブログを始める昔々、『赤ひげタイムズ』なる塾報を不定期に出していた。私や講師の先生方が書くコラムのようなものである。もちろん黒沢監督作品『赤ひげ』の映画のタイトルからパクッたネーミングである。
実は私のはやしている赤ひげにちなんだものではなく、あるエピソードに感動してつけた名前だった。赤ひげ先生の診療所に於いて、背景に薬棚が映画の画面に写るのであるが、なんとその薬棚には、本物の漢方薬を入れて置いたというのである。
その戸棚は、決して映画の中で開けられることがないのにである。目に見えない存在感と言うやつである。我々塾教師にも言えることではないだろうか。決して指導で使うことのない知識でも、あったほうがいい知識教養、そして内面性というものはあるものだ。
そしてそれは間違いなく受験生にも言える。学校で習わないから、教科書に載ってないからといって、知らなくていいと言う理由にならないこともある。ゆめゆめ忘れてはならない。
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