赤塚不二夫・これでいいのだ
私は赤塚不二夫のギャグ漫画で育った世代だ。『ニャロメ』や『おそ松くん』の漫画に、子どもながらブラックな大人の世界を垣間見たような気がする。スポコン漫画の『巨人の星』や、『アタックナンバーワン』も好きだったが、やはり赤塚ワールドが、私の漫画原風景である。
なんと言っても『天才バカボン』はノスタルジックに私の少年時代を思い出させてくれる。はじめちゃんやバカボンパパのキャラは最高だった。毎年この時期、中三の理科は天体に入るのであるが、日の出や日の入りの問題を見るたびにあの有名な主題歌「♪西からのぼったお日様が東に~沈む♪」が、なぜかわけもなく頭の中で響き渡る。
この主題歌のお陰で、地球の自転が逆転してしまった中学生諸君も多かったのではないだろうか(・・・笑い)。
何ゆえに今日はこんな話題かというと、我が塾の電話の呼び出し音が、バカボンパパの音声キャラになってしまったのだ。電話が来ると、「これでいいのだ」の音声キャラで「電話なのだ」という声が塾内に響き渡る。初めて聞く生徒は爆笑である。
当初我が社長の大反対にあい、電話につないだバカボンパパ人形が即撤去されたのであるが、受験生の疲れをバカボンパパのキャラ電話で癒すのも悪くないということで、一週間前から呼び出し音が「電話なのだ」になった。
携帯電話を持たない私にとって、着信音がどうのこうのという話題は一切ないわけであるが、いきなり塾の電話の着信音が「電話なのだ」に変わったことで、塾生は戸惑うやら呆れるやら、かねごんワールドに苦笑いである。
しかしこれもよ~く考えると良し悪しで、保護者の方と真剣な進路相談をしている時など、「電話なのだ」が流れてはまずい訳で、保護者の方がおられる時はコネクターをはずしておこうと思うかねごんであった。
赤塚不二夫さんは今年8月2日、72年の生涯を閉じました。ここにもこうやって彼の漫画のギャグに影響され、教室でどうでもいいようなギャグを連発する男がいる。その名はかねごんである。
赤塚不二夫さんの公式ページです http://www.koredeiinoda.net/profile.html
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