個人塾の高齢化
現在私の名刺には校長という肩書きがついている。塾なので代表でも塾長でもなんでも構わないのだけれど、あることがきっかけで5年前より校長になった。(その詳細は過去のブログ『校長になったの?』http://daiken.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_c46c.htmlで紹介しております。興味のある方はどうぞ)
しかし最近この肩書きもぴんとこなくなった。わたしかねごんに馴染まないのである。塾を始めた頃は宰主と名刺に記していた。その後、代表、塾長、そして校長と変遷をたどってきた。しかし私かねごんの中身は、当たり前のことであるが変わらないのである。
塾の名前が大手っぽいので、フランチャイズの塾と思われることもしばしばであるが、日本にただ一つの塾である。19年間で世に送り出した生徒はどうにか400名ちょと。北は北海道旭川から南は広島まで、毎年さまざまな地域の教え子達から年賀状を頂く。
卒塾生の職業も実にさまざまだ。ホテルマン、学校の先生、ドクター、看護士、ジャーナリスト、整体師、コピーライター、フリーター等々、教え子達から実に多くのことを学ばせてもらっている。私の仕事を見てしんどいと思ったのか、塾教師を生業としている教え子はまだいない。
塾の第一期生は今年三十六歳を迎えている。もちろんお父さんお母さんになっている者が多い。我が塾の『風と虹の教室』には、二世が登場している。嬉しい限りである。
私がブログでお付き合いいただいている先生に、山口県のMr.Honda先生や福岡の寺子屋の鳥羽先生がいるが、若い感性がバリバリに輝きを放ち、将来の塾業界を引っぱっていく若きエースたちである。私のようなお年寄りにはとても刺激的で、いつも両氏の先生方にはブログを通じて、多くを学ばせてもらっている。
ところが残念ながら、わが町の周辺を見回してみると、個人塾の先生方の高齢化が急激に進んでいる。市内でも七十五歳の先生を筆頭に、五十代~六十代の先生方が目白押しである。そして私ももうすぐその仲間入りである。
もちろんフランチャイズの大手塾には、ナイスバディの乙女先生や、イケメンの若き講師の先生方が多くいらっしゃるようだが、個人塾は、おじさんおばさんのオンパレードである(・・笑い)。しかしだからと言って、ブログをお読み頂いている皆さん、このお年より達を甘く見てはいけない。
塾業界百戦錬磨のつわものである。入試面接は見た目が大事だが、このお年より達を見た目で判断していると、とんでもないことになる。中年塾教師連盟を代表して言わせてもらうが、長年の指導の経験は、派手さこそないが、おまけに私のように髪の毛もさほどないが、合格請負人としての凄みと切れ味は健在である。
名刺など持たず、「や~私など片田舎の寺子屋のジジイですから」などと言っている、単なる見た目的にはさえない爺様が、とんでもない語学研究者だったり、数学者であったりするわけで、私など校長という名刺を持って、へらへらなどしている場合いではないと思うこの頃である。・・・・・本当に。
(追伸)
本日ご紹介させていただいた先生方のブログです。ぜひ訪問してみてください。
Mr.Honda先生http://mrhonda.jugem.jp/
寺子屋ブログ鳥羽先生http://terakoyant.exblog.jp/8844011/
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今日は茶道ぶに来ていたいただいて.ありがとうございました(・∀・)
(かねごん)
Rさんとても元気そうで何よりです。また塾に遊びに来てください。
投稿: R | 2008年11月 1日 (土) 23時31分
かねごん先生、いつもありがとうございます。
若きエースの中に入れてくださってなんだか恥ずかしい感じです(笑)。
勉強させていただいてばかりなのですが、今後も先生の柔らかい風の流れるブログを楽しみにしております。
>フランチャイズの大手塾には、ナイスバディの乙女先生や
なんだか笑ってしまいました(^^)。
(かねごん)
Mr.Honda先生コメントありがとうございます。
先生の先月の『人の花、感謝の意義』の詩には心から感動しました。
私こそ毎日勉強させていただいています。今後もよろしくお願いいたします。
投稿: Mr.Honda | 2008年11月 2日 (日) 17時46分