命の大切さ
昨年の12月に我が家に引っ越してきた、自称野良猫である。隣人の若夫婦に飼われていたのだが、赤ちゃんが生まれ、構われなくなったのか、その詳しい実状はわからないが、我が家に住みつき帰らなくなった。
夜は私の母の部屋で眠ったり、息子達の部屋で眠ったり、結構気を遣って家の中を放浪して歩いている。家族の中で一番可愛がられている存在だ。時に私よりもいいものをもらってちゃっかり食べている。
今年の春先に、体調を崩し、動物病院に三日ほど入院した。キラが無事帰ってきたときには本当に家族全員が大喜びであった。
ペットは実に多くのことを学ばせてくれる。自分の存在を家族に託すそのけなげさと、動物ゆえの意思疎通の難しさが、逆に絆を強くしているような気がする。
猫にしても犬にしても、命あるもの宿命で、いずれこの世から去っていく。私も子どもの頃、悲しい別れを何度か経験したが、本当に辛い別れだった。一緒に遊んだ思い出や、布団にくるまって寝たぬくもりなどを思い出しては、涙に暮れた日々を思い出す。
愛するものがいなくなってしまう現実が嫌だといって、ペットを飼うのをためらう方も多い。しかし、子どもの情操教育において、動物を飼う経験はとても大きな学びになっているように思う。
引きこもりがちの子どもが、ペットに癒され、外に出れるようになったという話を聞くことも多い。アトピーの子が、猫を飼うことで回復に向かったと言う話もある。猫や犬などのペット達には、医学では証明できない、何か不思議な力があるのかもしれない。
ニャ~オンの一声で、餌をもらったり、ドアを開けさせたり、水をもらったり、猫には敵わないかねごんであった。
(連絡)
明日の日曜日の白ゆりテストは、朝8時30分に始まります。受講者は遅れませんように。また午後1時30分頃の終了になりますので、軽食等を持ってきてください。
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