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2008年11月 5日 (水)

落ちた偶像

小室哲也逮捕の速報がウエーブ上を駆け抜けた昨日、私はさまざまな感慨に耽っていた。

私と同年代であり、大学は違うのだが、私も音楽をかじっていた輩ゆえ、早稲田時代からの彼の存在は知っていた。彼を初めて知ったのは、角松敏生のバックバンドをしていた頃だった。

東京都内の大学フェスで、彼のバンドは好評だった。音楽仲間を介して彼の噂を何度か聞いたことがある。私はと言えば、大学を出た後、塾教師や家庭教師で食いつなぎ、狭いアパートで曲作りにいそしんでいたのであるが、多くの夢追い人がそうであるように、音楽の道は残念ながら夢で終わってしまった。

4202 今日はブログ更新記事400回記念として、大胆にも私の若き頃のライブの写真を貼り付けてしまった。左の写真がそうである。大学時代、最後のソロライブの写真である。この後とある音楽コンテストで、日本のヘビィメタ評論家の第一人者であり、ジャニーの全作品に日本語版の解説を執筆している和田誠氏から、私の作った曲にありがたき酷評を頂き、けちょんけちょんになった私は、自信を喪失していくことになるのであるが、それが今思うと塾教師への転換期だったように思う。写真の中のK・Yairiのギターは、30年近くの歳月をへて、塾の教室に鎮座し、いまだに私のブルースに付き合ってもらっている。

多くの音楽を世に送り出した、小室哲也の才能は非凡なものだった。時代の寵児ともてはやされ、華やぎと栄光の中を走り続けてきた人間だった。

彼が5億円の詐欺行為をはたらくまでになってしまった過程は、新聞各紙の報道で読ませてもらったが、利権に絡んだ多くの人間の欲望の中で、彼の芸術家としての感性がいつの日かゆがめられ、愛欲や権力欲にまみれていってしまったのであろう。

ある意味小室も被害者だったのかも知れない。裸の王様だったような気がする。

人生に置いてチャンスは皆平等に訪れる、同じように悪魔の誘いも平等に訪れる。自分を見失った時、天使と悪魔の見分けがつかなくなるのが人間のようだ。彼の人生から学ぶべきことは多い。

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コメント

(*゚▽゚)ノいや~~www
先生に まだ髪の毛があるなんてww(今もありますが(笑))
若いなーーーwww(=3=)/


(かねごん)
cha☆chaくんコメントありがとう。わたしかねごんは、あの頃から精神年齢だけあまり変わっていないような気がする。体型や髪型は超かわっちゃったけどね・・・・・

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