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2008年11月 3日 (月)

大麻事件

由々しき大麻の吸引事件が、慶応や同志社、法政大学などの有名大学で発覚し、大きな社会問題となっている。

実は私の大学での卒業論文が「麻薬の社会病理と文学の接点」についてしたためたものだった。ゆえに全国の塾教師の中でも大麻や麻薬についてはちょっと詳しい。

イギリスの産業革命時代、ロンドンにおける大気汚染は大変なものだった、工場から吐き出される黒煙は、快晴の日でもロンドンの空を黒く覆っていた。当時売れっ子の作家達は、例外なく目をやられた。目薬を処方されるのであるが、この目薬の成分の中にアヘンが使われていたのである。

目薬を差した方は誰でも経験があるかと思うが、目からあふれた目薬が口に入ってしまうことはよくあることである。目薬が引き金になり、アヘン中毒になってしまった当時の作家や詩人は多くいる。彼らの名誉のためにここで名前は記さないが、幻覚症状で書いたであろう作品は多い。神の啓示とか何とか戯言を言っている作家も多いのだが、どこかのロックシンガーと同じく、単なる麻薬幻覚症状である。

教養ある大学生が、なぜ大麻をと思われる方が多いかもしれないが、実は知識がある大学生ゆえに今回の事件は根が深い。今の大学生諸君は実は大麻の毒性が、タバコほどでないことを知ってしまっている。薬学的な分析によると、タバコの身体に及ぼす危険性の方がはるかに高いのである。本当に由々しき問題である。

麻薬の幻覚作用がエスカレートすれば、身体を蝕み、廃人になってしまう覚せい剤への移行が、たやすく想像される。その重大性に気づいていない若者もいる。

かつて『神との対話』という本が世界でベストセラーになったことがある。私も読んだことがあるが、非常にポップな神様が登場してくるスピリチャルな本だ。その本の中に、大麻が非常に生産性がある植物で、資源としてパルプ材に役に立つというような表記が出てくるのであるが、これも読み手の受け取り方しだいでは、大麻賞賛の表現になりかねないもので、気になっていたところではある。

繰り返すが、例え直接身体に害がないものでも、幻覚を伴うものは、間違いなく精神性を蝕んでいく。幻覚作用に耽溺する人間の感性なり精神性が高いはずがない。

酒もタバコもそうである、かつて友人の学び舎主人の小林先生が、私の記事のコメントにしたためていただいたが、まさに緩慢な自殺行為である。

命は大切にしなければならない。

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