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2008年10月20日 (月)

親の気持ち

当然のことであるが、親御さんは自分の子どもが可愛い。なんとか一人前に育てようと必死である。小さい頃から、トイレの躾から、箸の持ち方から、歯の磨き方まで、子どもは日々親から教えられ生きるすべを学んでいく。

靴が自分ではけるようになったと言っては喜び、服を自分で着られるようになったと言っては喜び、子どもの日々の成長を糧とし親御さんも頑張って生きていくのである。

生まれてくる前は、どうか五体満足に生まれてきますように、祈る気持ちである。小学校に上がり、テストプリントをもらってくるようになると、100点を取ってきたと言っては夫婦で喜び、運動会で負けたと言っては夫婦で残念がる。そんなふうにして子育てが進んでいく。

ある日突然、子どもが学校に行きたくないと言う。親は右往左往である。叱ったりなだめたり、懇願したり、何とか学校に行かせようと必死である。

学校の成績がどうの、通信簿がどうのとか云うことはどうでもいい、とにかく普通に学校に行ってくれないか、これが親の心情ではないだろうか。

実は昨日不登校の話をブログで書いたが、我が息子も小学校5年生の時に、10日間ほど登校できないことがあった。塾では今まで多くの不登校の生徒と接してきたし、相談やカンセリングを行ってきたが、自分の息子のこととなると感情がどうしてもフラットになれない自分がいた。

担任の先生の親身な指導のお陰で、長期化することなく復帰したが、ケースによっては、子どもに対する厳格さや、根性論がマイナスになることはあっても、プラスになることがないことを、実感を持って経験させられた私と家内であった。

子は親を思わなくても、子を思わない親はいない。愛情のはずがいつの間にか、その愛情が、世間体だったり、親のプライドなどにスライドしてしまうことがある。時としてそれが憎しみや虐待にまでエスカレートしてしまうのも、愛情の怖さではなかろうか。

楽しく生きていくためのお互いの努力が、忍従や虚脱感を生み出してしまうケースが実に多い。家族の中に笑いと、平安が続くことが何よりの幸せではないかと思う。子どもの入る学校の偏差値や世間の評判に、左右される幸福であってはならない気がする。

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