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2008年9月 1日 (月)

読書体験

ルビなしの本を一冊初めて読み終えた時、これから生きて行く道がとてつもなく長いものに感じられた。

そして10冊の本を読んだ時、心の中に今までになかった場所ができたような気がした。うまく口では言えないけれど、何か落ち着きというのか、安らぎというのか、そんな場所だった。

100冊の本を読み終えた頃、一見バラバラになっていた人間というものの存在が、実はきれいに編みこまれたタペストリーのように、つづれ織りなす存在であることに気づいた気がする。そしてなんだか、自分の存在がとても小さく見えて仕方がなかった。

300冊の本を読み終えた頃、人間が生まれ死んで行くということはどういうことだろうと、考えることが多くなった。人生という文字が、やたらとちらつき始めた。この頃、自分の好きな思考形態とか思い癖のようなものが構築されたような気がする。

1000冊の本を読み終えた頃、私は恋の季節を迎えていた。人を愛することの切なさと、いとおしさを味わっていた。私はジャズを聞き始め、青春というなの季節に立ち向かおうとしていた。

3000冊の本を読み終えた頃、私は家庭を持ち父親になっていた。愛する人の死や、尊い命の誕生を目の当たりにし、もはや小説のプロットを追いかけることはなくなっていた。人間そのものが文学に感じられた。人生そのものが哲学に感じられた。

5000冊の本を読み終えた頃、私は中年になっていた。そしてそれが現在である。毎日人目をはばからずブログを更新し、塾という職場で子ども達と孤軍奮闘する日々である。

本を読んで何が変わるのか・・・私は想像力だと思う。本を10冊読めば、10冊分の想像力が蓄えられる。1万冊読んだ人は、1万冊分の想像力が蓄えられるのではないだろうか。そしてその想像力は創造力に変わっていく。本は思いの力の根源であり、本はその思いを現実化する人類の遺産であると思う。

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