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2008年9月 9日 (火)

青春の光と影

今日古本屋に行ったときに、懐かしい顔に出会った。中2の頃に残念ながら私との約束を守れず、塾を辞めてもらったM君と、受験前に辞めて行ったS君である。

二人とも学校での素行に問題があり、いずれの高校にも入ることが出来なかった。個人的に接すると茶目っ気があり、可愛い生徒なのだが、仲間同士で群れると、手が付けられない暴走を時にする。

M君はおそらく体感温度が40度を越すだろう屋根の上で、ペンキ塗りの仕事をしていた。ダボダボの作業ズボンと頭に巻いた日よけのタオルがさまになっていた。塾生から、M君が働いているようだという話は聞いていたが、1年ぶりに目にしたM君はたくましくなっていた。

ぷらりぷらりと塾に来ては、何をするでもなくぼ~としていた面影は今日の彼にはなかった。確かに勉強は苦手で、何かと学校では問題を起こす生徒ではあったが、働くことで自信をつけたのだろう。日焼けした顔がたくましく、元気そうだった。

そんなM君の姿を見、塾に戻る途中今度は偶然にもS君とすれ違った。こちらは髪を黄色に染め、数人の似たような髪の色をした仲間連中と、自転車でつるんでいる。昨年入試前、塾にやって来た時と変わらず、視線をあちこちに漂わせ、ふらりふらりと改造しまくりのチャリをこいでいた。

働くこともなく、毎日ふらついている様子が残念ながら瞬時に伝わってくる。彼らがまっすぐ道を進んでいけば、屋根の上で一生懸命ペンキを塗っている、同じ年のM君の仕事場を通るはずである。どんな気持ちでS君は、M君を見ただろうか。

夜も10時を過ぎる頃、高校を中退した若者や、その取り巻きの連中が駅前近くの空き地にたむろしている。中学校よりPTAに対して、「下手に注意をすると危害を加えられますので、かかわらないでください」と言われている連中である。たまに、かつて縁あって私の塾に在籍した少年がいたりする。

未成年にもかかわらず、ビール缶を片手にタバコをふかしている。「おう!○○君じゃないか、久しぶりだな」 と私が声をかけると、回りの連中の視線が私に絡んでくる。「あのひげオヤジお前の何なんだ」 などという声が聞こえてくる。「俺が行っていた塾のセンコウ」 「へ~おめえ塾なんか行ってたのかよ」 

そんな会話のやり取りがあって、彼等はうざい大人が来たとでも言うように舌打をしながら場所を移動していく。

今日、汗を流し一生懸命仕事をしていたM君が、どうか真っ直ぐに道を進んでいくことを祈らずにいられない。そして髪の黄色いS君も、人生の大切さに一日でも早く気づき、更生して行くことを願わずにはいられない。彼らと直接かかわることは出来ないかも知れないが、かつて私を先生と呼んでくれた少年達である。幸多き人生であることを祈りたい。

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