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2008年9月13日 (土)

お父さんの経済事情

私の塾では集団個別指導を行っている。簡単に言えば、昔の寺子屋形式である。一人の先生(と言っても私が中心であるが)が、5人~7人ほどの生徒を指導している。

物価が安い岩手県というイメージがあるかもしれないが、野菜や魚介類の食材が少し安いだけで、住居費や雑貨、衣服費等は、全国の物価とそう変わりはない。ゆえに塾の月謝も大手フランチャイズをはじめとして、都市部よりそんなに安い月謝設定ではない。

そんな中で我が塾の月謝は、都市部などから引越してこられる保護者の方々には驚かれる。月謝の金額を申し上げると、「一回の指導料金ですよね」と言われることがしばしばである。かと言って私はそんなに安い月謝設定だとは思っていない。

先日ブログでお付き合いさせていただいているとよ爺先生が、同じことをコメントで言っておられたが、まがりなりにも塾という仕事のお陰で、私も二人の子どもを育て、家族を養ってこれた。本当に感謝の気持ちで一杯である。これも毎月頂いている塾生の月謝のお陰である。

地元の企業に勤めておられる親御さんの給料は、都市部に比べると決して多いわけではない。一方公務員の方や教員の方々の月給は、年齢給と言われる額で、確実に年齢とともに上がっていく。しかし地元企業の場合、年齢が上がってもそれほど昇給はなく、手取りで20万円~25万円がいいところである。年収300万円がいかないお父さん方がほとんどだ(ちなみに私もそのカテゴリーに確実に入るのだが・・・)。多くの方々が休日には農業などを営み、どうにか食いつないでいる状況である。

塾に限らず「私立高校に子どもをやるのは大変」という声も多く聞く。ちなみに仙台市内の有名私立高校は、一ヶ月5万~6万の授業料プラスアルファーがかかる。その金額からすれば、一関市内の私立高校の授業料は半額以下であり、それほど高額とは思えないのだが、経済的理由で進学を断念するご家庭もある。それほど地方の経済状況は厳しい。

安いと言われている我が塾に置いても、週4時間の指導を受ければ月の月謝は12000円を超える。毎日通う私立高校の25000円の授業料を考えれば、決して安い金額ではない。しかし私立高校は、県や国の助成金を交付されている。これがある程度の金額で、私学の経済基盤を支えていると言っても過言ではない。

一方塾にはそんなものはない。教室の家賃から光熱費、講師の先生の給料まで、すべて塾生のご家庭から頂く月謝でまかなわれている。私など一応教師兼経営者という立場であるが、年間の年収を労働時間で割ってみると、自給380円くらいで、労働基準法の最低賃金をはるかに下回っている(・・・苦笑い)。それが現実である。

先日塾生より「かねごん先生の軽トラック動くようになったの」 と心配の言葉をかけてもらった。私が「君達の月謝を2倍にして、今の人数が保てれば先生も20年間乗ってきた軽トラックを新車の軽トラックに買い換えられるのだがな~」と言ったところ、「かんべんしてくれ~、先生今の軽トラックのままでいいよ」とのことであった。それが塾生の本音だろうと思うかねごんである。

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