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2008年8月14日 (木)

天国への階段

ツッペリンの天国への階段である。この曲を聞いていた頃、私かねごんはほろ苦い青春時代を過ごしていた。私の世代でギターを弾いていた人は、必ずと言ってもいいほどこの曲のイントロを爪弾いたものである。

学生運動も無く,政治に感心も持てず、ロックに走る若者が増えた時代、イギリスで70年代に登場したレッドツッペリンの音楽は我々ロック少年達の聖典だった。

髪を伸ばし、ギターをかき鳴らすことで大人社会に対するプロテスタントを演じていたのかも知れない。ボブディランや、二-ルヤングを聞き、受験勉強に突入していった頃、未来に横たわる希望や不安を、彼らの曲を口ずさむことで時に沈静化させ、時に奮い立たせていた。

天国や地獄があるのか無いのか、若い頃は知ったことではない。自分の有り余ったエネルギーをぶつけるものが欲しかった。バイクやロックに情熱を傾けた多くの若者達も、みんな年を取り、良識ある大人になった(ような気がする)。

中年のおじさんが、楽器店でギブノンのレスポールを眺めていたりすると、きっと彼も天国への階段を爪弾いた青春時代を過ごしたのだろうと、同胞意識に目を細めるかねごんである。

休日2日目、本当に久しぶりの雨が降っている。雨の中の墓参りも何年ぶりだろうか。ご先祖が皆天国の階段を上がっていっただろうと思うが、お盆に帰ってくるときも、また天国の階段を下りてくるのだろうか、それても天国もハイテクの時代になり、光ファイバー回線でも使って里帰りをするのだろうか、ブログを書いている私の隣で、息子達は将棋をさしている。

やっぱり休日の風景はいい・・・・・・。

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コメント

こんにちは、私のブログにコメント有り難うございました。

何でこう感性が似ているのでしょう。
ツェッペリンは私の中でも、ビッグな存在です。
もちろんこの曲もそうですが、「ハートブレーカー」「移民の歌」な
ど思い出深い歌ばかりです。
生きた時代がいっしょなのですね。

(かねごん)
コメントありがとうございます。若い頃聞いた曲が、とてもとても懐かしく感じられるのは、やっぱり年なのでしょうか。多くの人達が、歌で感じた時代を、こうして共有できることは喜びです。
高校時代、まさか将来パソコンのネットワークでこのように懐かしい映像を自由に見ることが出来る時代が来るとは思いませんでしたね。本当に時代の進化はすごい!

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