人口が倍増
久しぶりに地元のスーパーに行ってきた。日ごろ閑散としている駐車場が一杯である。お盆で帰省してきた人達であふれている。
品川、横浜、相模、千葉ナンバーの車が多く目に付く。田舎町を出て都会で暮らす多くの人達が帰省し、賑わうこのお盆の時期、人口が倍増する。いや瞬間的には3倍にも4倍にも膨れ上がるのではないだろうか。
こんなに人が常日頃いれば、町も潤うのにと思うのだが、お盆が過ぎてしまえば、また閑散とした日常が戻ってくる。我が一関市は、ほぼ東京都の広さを誇る。しかし人口は100分の1にも満たない。小中学生の数はここ20年で半減した。
若者達が田舎に残れるような、企業誘致や街作りが急務だが、都会の魅力には勝てないのが現実で、人口の流失を防ぐ手段は難しい。ついこの間まで、田舎田舎していた高校生達が、わずか4ヶ月足らずの都会暮らしで、垢抜けた雰囲気を醸し出して帰省してくる姿には毎年驚かされる。それが若さかも知れないが・・・・・・。
都会暮らしに疲れた心を、ふるさとで癒してもらいたい。今夜の我が家の庭では、鈴虫が鳴いている。季節は間違いなく夏から秋に向かい始めている。高校野球とオリンピックを見ながらごろごろしている快感。休みを実にのんびりと過ごしている。
スーパーで嬉しいものを見つけた。私のような痛風にはビールはご法度だったが、なんとプリン体99パーセントカットの発泡酒が販売されていた。噂には聞いていたが、ビール会社もにくい事をやってくれる。思わず買ってきてしまった。数ヶ月ぶりのビールはうまかった。
私の地域では今夜8月13日は迎え火といって、庭先でわらを燃やしご先祖の霊をお迎えする。ご先祖が道に迷わぬように火を燃やすのだという。昨年からは息子が私に代わってやってくれている。父や祖母が私より背が大きくなった私の息子達をみて、成長の早さに仏壇の陰で驚いているかも知れない。
明日我が家では墓参りである。家族が元気に健康で過ごせることに感謝を伝えたい。
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