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2008年8月24日 (日)

小学1年生

先週金曜日の『風と虹の教室』は、私かねごんが、前半20分ほど指導することなった。小学校1年生の可愛い姉妹は、ひげのおじさん先生を相手に神妙に勉強をしていた。

室長のあきこ先生が、ちょっと遅れたため、私がちょっとピンチヒッターをやったのだが、常日頃低学年を教えていない私にとって貴重な体験であった。中高生と違い、声のトーンも赤ペンの書く速度も変えなければならない。字の大きさにしてもしかりである。

現在私は小学生高学年から高校3年生まで指導に入っているが、低学年は難しいな~と、わずか20分弱の指導でも実感した。自慢するわけではないが、小中学生の全教科を担当している私でもそうなのだから、これが公立の小学校で英語が導入され、高校や中学校の英語教師が小学校に入るようになったら、そりゃ大変だろうな~と思う。

大学受験や高校受験の英語を指導をしているのだから、小学校も、幼児の英語も教えられると思われるかも知れないが、次元の違う話である。私がいつも言っているように、知っていることと、教えることは別物である。

たとえば小さい子達のまえで、遊戯のごとく踊ったり、歌を歌いながら英語を教えることは、私には不可能である(・・・笑い)。同様に低学年を指導している先生が、知識があるとしても高校生を教えることは難しいのではないだろうか。

小学校で、6学年を担当した先生が、翌年小学校1年生を担当するケースをよく見るが、いつも感心してしまう。かなり負担が大きいのではないだろうか。同じ小学校内にあって、まったく違う感性や資質を要求される小学1年生。低学年専門のエキスパートの先生がいてもよいような気がする。

また美術や体育の専門職の先生も欲しいと思う。我が塾でも、中学生や高校生は、私も『風と虹の教室』で絵の勉強を教えていると思っている生徒がたまにいて、中学校の美術を聞いて来る生徒がいるが、自慢じゃないが、美術の通信簿は4をもらったことがない。私は絵や造形はノータッチである。

やれないことはやらない。やれることはやる。教えられることは教える。教えられないことは教えない。ゆえに、私は小学生に絵は教えられないし、高校生に微積や確率は教えられない。

日頃私に無理難題を突きつけてくる塾生諸君、及びあきこ先生。私は神様じゃないし、悪魔の実を食べたルフィーの友達でもない。普通の塾教師である。そのところよろしく

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