フィ→ルド☆アトラクションズより
私がよく訪問させていただいているブログの一つに、東京都東村山市の進学塾『フィールドアトラクションズ』http://blog.livedoor.jp/fieldattractions/森園先生のブログがあります。
受験生を持つ親御さんに対して、実に懇切丁寧なアドバイスがなされているブログで、私も非常に指導者として教えられることがあるブログです。中学校受験に対するすばらしい森園先生の意見が書かれていましたので、中学校受験を希望している小学生の親御さんに、ぜひ一読していただければと思い紹介させていただきました。
「だめもとで中学校受験を」と考えている方もいるかも知れませんが、森園先生が述べているように、受験はギャンブルでも勝負事でもありません。お子さんに負けの意識を背負わせて、通常の公立中学校に通わせるリスクをもう一度考えていただき、受験対策をこの時期じっくり考えていただきたいと思います。
森園先生のブロブの記事を下記に紹介します。後半の文章は省略させていただきました。『良い受験のために』というシリーズを森園先生がお書きになっています。ぜひ中学受験を考えている親御さんに読んでいただきたいと思います。
2008年06月24日
良い受験のために:その3… 受験はギャンブルでも勝負でもない!
5.実は親の言う通りになるのが子供
よく、「子供が親の言う通りにならない。」という声を聞きますが、そう思う時、お父さんお母さん自身のお子様に対しての言葉や、態度を振り返ってよく考えてみてください。
驚くほどお子様は、両親の言うことや、態度を素直に受け入れ、その通りに成長しています。
例えば、「あなたは国語が苦手だから…」と、お子様に何回も言っていると、国語という科目がその子にとって、はじめは一過性の成績不振だったのが、動かしようのない確実な苦手教科として定着しています。
「あなたは頭が悪いから人の何倍も勉強しなければ…」
と、何度も子供に言えば、子供は
「自分はバカだ。人の何倍もなんてできるわけないよ。」
と、すっかりやる気と自信を無くして、自分自身の可能性を信じてがんばることが確実にできなくなっています。
「もし成績が上がったら受験しましょう。ダメなら公立で良いわね。」
と言えば、「公立へ行けば良いや。」と、素直に受け入れてがんばるということをしなくなります。
中学受験に限らず、思春期前の子供は、親の意識を映す鏡のように、素直に親の言動、態度を受け入れています。
保護者の方に、「かわいい子供に良い環境をとにかくプレゼントしてあげたい。」という信念があれば、子供は、はじめはなんとなくお父さんお母さんが言っているから受験するんだろうな、という感覚で受験を意識します。
そして女の子では小5の終わりから小6の初め、男の子だともう少し遅くて小6になるころから小6の夏過ぎくらいでしょうか(もちろんその子によって差はありますが…)精神面での成長が、学習量や学習意欲と歯車が合うときがあって、本当に、カチッと音がするように急にスイッチが入った状態になり、成績という数値を動かすのです。
それまでは、親・教師と子供の我慢比べです。
6.子供をやる気にさせる基礎…成功体験
ひとつの方法としては、小さな成功体験を積ませることです。
次のテストでも良いですし、「次は社会をがんばろう」など、科目を絞っても良い。
やさしい問題集を与えて満点を取らせ、作為的に「成功体験」を作ってしまうことで、スランプを抜け出せることもありますし、前向きな勉強を子供はするようになります。
失敗を責めても子供は決して成長しません。
うそでもいいから小さな成功体験を積ませることで、「自分でがんばる意識」が芽生えます。こんな演出も子供のモチベーションを上げるのに必要不可欠なものです
併願について~受験はギャンブルでも勝負でもありません。
中学受験は、併願作戦の成功失敗によって、大きくその質を変えます。
中学受験は、まぐれ合格はほとんどありませんが、(合格したらしっかり実力がついているのです。)合格できる力があっても当日失敗してしまうこともあります。
併願をきちんと考えてなければ、たまたま失敗してしまった瞬間に今までの全ての努力が水の泡になります。それではあまりにもかわいそうではないですか。
よく、受験がギャンブルや勝負に例えられることが多いようです。もちろん1つの学校の受験という観点からみれば、確実に結果が見えるわけではありませんし、合格者の数が決まっているのであれば1点差で不合格になる子もいる。
そういう意味ではギャンブルや勝負に似た要素を持っているということは否めません。
2008年06月24日
良い受験のために:その3… 受験はギャンブルでも勝負でもない!
5.実は親の言う通りになるのが子供
よく、「子供が親の言う通りにならない。」という声を聞きますが、そう思う時、お父さんお母さん自身のお子様に対しての言葉や、態度を振り返ってよく考えてみてください。
驚くほどお子様は、両親の言うことや、態度を素直に受け入れ、その通りに成長しています。
例えば、「あなたは国語が苦手だから…」と、お子様に何回も言っていると、国語という科目がその子にとって、はじめは一過性の成績不振だったのが、動かしようのない確実な苦手教科として定着しています。
「あなたは頭が悪いから人の何倍も勉強しなければ…」
と、何度も子供に言えば、子供は
「自分はバカだ。人の何倍もなんてできるわけないよ。」
と、すっかりやる気と自信を無くして、自分自身の可能性を信じてがんばることが確実にできなくなっています。
「もし成績が上がったら受験しましょう。ダメなら公立で良いわね。」
と言えば、「公立へ行けば良いや。」と、素直に受け入れてがんばるということをしなくなります。
中学受験に限らず、思春期前の子供は、親の意識を映す鏡のように、素直に親の言動、態度を受け入れています。
保護者の方に、「かわいい子供に良い環境をとにかくプレゼントしてあげたい。」という信念があれば、子供は、はじめはなんとなくお父さんお母さんが言っているから受験するんだろうな、という感覚で受験を意識します。
そして女の子では小5の終わりから小6の初め、男の子だともう少し遅くて小6になるころから小6の夏過ぎくらいでしょうか(もちろんその子によって差はありますが…)精神面での成長が、学習量や学習意欲と歯車が合うときがあって、本当に、カチッと音がするように急にスイッチが入った状態になり、成績という数値を動かすのです。
それまでは、親・教師と子供の我慢比べです。
6.子供をやる気にさせる基礎…成功体験
ひとつの方法としては、小さな成功体験を積ませることです。
次のテストでも良いですし、「次は社会をがんばろう」など、科目を絞っても良い。
やさしい問題集を与えて満点を取らせ、作為的に「成功体験」を作ってしまうことで、スランプを抜け出せることもありますし、前向きな勉強を子供はするようになります。
失敗を責めても子供は決して成長しません。
うそでもいいから小さな成功体験を積ませることで、「自分でがんばる意識」が芽生えます。こんな演出も子供のモチベーションを上げるのに必要不可欠なものです
併願について~受験はギャンブルでも勝負でもありません。
中学受験は、併願作戦の成功失敗によって、大きくその質を変えます。
中学受験は、まぐれ合格はほとんどありませんが、(合格したらしっかり実力がついているのです。)合格できる力があっても当日失敗してしまうこともあります。
併願をきちんと考えてなければ、たまたま失敗してしまった瞬間に今までの全ての努力が水の泡になります。それではあまりにもかわいそうではないですか。
よく、受験がギャンブルや勝負に例えられることが多いようです。もちろん1つの学校の受験という観点からみれば、確実に結果が見えるわけではありませんし、合格者の数が決まっているのであれば1点差で不合格になる子もいる。
そういう意味ではギャンブルや勝負に似た要素を持っているということは否めません。
2008年06月24日
良い受験のために:その3… 受験はギャンブルでも勝負でもない!
よく、「子供が親の言う通りにならない。」という声を聞きますが、そう思う時、お父さんお母さん自身のお子様に対しての言葉や、態度を振り返ってよく考えてみてください。
驚くほどお子様は、両親の言うことや、態度を素直に受け入れ、その通りに成長しています。
例えば、「あなたは国語が苦手だから…」と、お子様に何回も言っていると、国語という科目がその子にとって、はじめは一過性の成績不振だったのが、動かしようのない確実な苦手教科として定着しています。
「あなたは頭が悪いから人の何倍も勉強しなければ…」
と、何度も子供に言えば、子供は
「自分はバカだ。人の何倍もなんてできるわけないよ。」
と、すっかりやる気と自信を無くして、自分自身の可能性を信じてがんばることが確実にできなくなっています。
「もし成績が上がったら受験しましょう。ダメなら公立で良いわね。」
と言えば、「公立へ行けば良いや。」と、素直に受け入れてがんばるということをしなくなります。
中学受験に限らず、思春期前の子供は、親の意識を映す鏡のように、素直に親の言動、態度を受け入れています。
と言えば、「公立へ行けば良いや。」と、素直に受け入れてがんばるということをしなくなります。
中学受験に限らず、思春期前の子供は、親の意識を映す鏡のように、素直に親の言動、態度を受け入れています。
保護者の方に、「かわいい子供に良い環境をとにかくプレゼントしてあげたい。」という信念があれば、子供は、はじめはなんとなくお父さんお母さんが言っているから受験するんだろうな、という感覚で受験を意識します。
そして女の子では小5の終わりから小6の初め、男の子だともう少し遅くて小6になるころから小6の夏過ぎくらいでしょうか(もちろんその子によって差はありますが…)精神面での成長が、学習量や学習意欲と歯車が合うときがあって、本当に、カチッと音がするように急にスイッチが入った状態になり、成績という数値を動かすのです。
それまでは、親・教師と子供の我慢比べです。
そして女の子では小5の終わりから小6の初め、男の子だともう少し遅くて小6になるころから小6の夏過ぎくらいでしょうか(もちろんその子によって差はありますが…)精神面での成長が、学習量や学習意欲と歯車が合うときがあって、本当に、カチッと音がするように急にスイッチが入った状態になり、成績という数値を動かすのです。
それまでは、親・教師と子供の我慢比べです。
6.子供をやる気にさせる基礎…成功体験
ひとつの方法としては、小さな成功体験を積ませることです。
次のテストでも良いですし、「次は社会をがんばろう」など、科目を絞っても良い。
やさしい問題集を与えて満点を取らせ、作為的に「成功体験」を作ってしまうことで、スランプを抜け出せることもありますし、前向きな勉強を子供はするようになります。
失敗を責めても子供は決して成長しません。
うそでもいいから小さな成功体験を積ませることで、「自分でがんばる意識」が芽生えます。こんな演出も子供のモチベーションを上げるのに必要不可欠なものです
ひとつの方法としては、小さな成功体験を積ませることです。
次のテストでも良いですし、「次は社会をがんばろう」など、科目を絞っても良い。
やさしい問題集を与えて満点を取らせ、作為的に「成功体験」を作ってしまうことで、スランプを抜け出せることもありますし、前向きな勉強を子供はするようになります。
失敗を責めても子供は決して成長しません。
うそでもいいから小さな成功体験を積ませることで、「自分でがんばる意識」が芽生えます。こんな演出も子供のモチベーションを上げるのに必要不可欠なものです
併願について~受験はギャンブルでも勝負でもありません。
中学受験は、併願作戦の成功失敗によって、大きくその質を変えます。
中学受験は、まぐれ合格はほとんどありませんが、(合格したらしっかり実力がついているのです。)合格できる力があっても当日失敗してしまうこともあります。
併願をきちんと考えてなければ、たまたま失敗してしまった瞬間に今までの全ての努力が水の泡になります。それではあまりにもかわいそうではないですか。
よく、受験がギャンブルや勝負に例えられることが多いようです。もちろん1つの学校の受験という観点からみれば、確実に結果が見えるわけではありませんし、合格者の数が決まっているのであれば1点差で不合格になる子もいる。
そういう意味ではギャンブルや勝負に似た要素を持っているということは否めません。
中学受験は、併願作戦の成功失敗によって、大きくその質を変えます。
中学受験は、まぐれ合格はほとんどありませんが、(合格したらしっかり実力がついているのです。)合格できる力があっても当日失敗してしまうこともあります。
併願をきちんと考えてなければ、たまたま失敗してしまった瞬間に今までの全ての努力が水の泡になります。それではあまりにもかわいそうではないですか。
よく、受験がギャンブルや勝負に例えられることが多いようです。もちろん1つの学校の受験という観点からみれば、確実に結果が見えるわけではありませんし、合格者の数が決まっているのであれば1点差で不合格になる子もいる。
そういう意味ではギャンブルや勝負に似た要素を持っているということは否めません。

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ご掲載ありがとうございます。
フィ→ルド☆アトラクションズの森園です。
いつもブログを見て頂き、光栄に思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(かねごん)
先生のブログは、保護者の方に本当に懇切丁寧な教育的アドバイスが書かれており、感心して読ませていただいております。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: フィールドアトラクションズ森園 | 2008年6月26日 (木) 16時16分