○○モデル
昨夜は卓球仲間との新年度の飲み会で、久しぶりに外で酒をご馳走になった。10名ちょっとの卓球集団であるが、塾の教え子がいたり、ご父兄がいたりと気心が知れた楽しい飲み会であった。
卓球だけの話題で3時間も4時間も酒を飲める集団など滅多にいない。他人が見たらおかしな一団だよな~と思うわけで、ゆえに我々だけ二階に隔離され飲んでいた【・・笑い】。
私は小学校の時に、当時全日本チャンピオンだった長谷川選手の豪快なプレイに魅了されて卓球を始め、40年近くなる。いまだに年数回は市内大会等に出て、親子ほど離れた中高生を相手に真剣勝負をしている。運良く勝ち進んだにしても、4回戦目や5回戦目で体力的にこときれるかねごん選手なのだが、汗をかいた後の爽快感は実にいい。それが卓球をやめられない理由である。
卓球は道具のスポーツと言われている。最近チタンカーボンなどの様々なラケットの素材が開発され、ボールの反発力や回転力が格段アップしている。年を数えるほどに、そのスピードについていけなくなってきているのだが、逆に私も最近開発された特殊ラバーを貼り付け、スピードボールを吸収しやすいラケットを使っている。イタチの追いかけっこみたいなものである。
最近水泳界でも、高速水着なるものが問題となり禁止の方向に動いているようだ。いくら道具が進化しようともやはり問題はプレイヤーそのものの問題であるわけで、中学生の初心者の諸君が、プロ使用の高価な道具を買うのは少し考えてみてはどうかと思う。一流選手の名前を付けた○○モデルなどというものを手にしたからといって急にうまくなるわけではないのだが、企業もうまく子ども達の購買意欲を誘ってくるものだ。
実はギターなどの楽器でもそうである。売れているミュージシャンの名前を付けた○○モデルなどというものが必ず出回る。ギターネックに光もののポジションマークを施したり、ピックガードの模様を替えてみたり、音色とはなんら関係ないモデルだったりして、笑ってしまう。それでもこの○○モデルというものが無くならないところを見ると、やっぱり世の中の人達は、このフレーズに弱いんだろうなと思う。
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