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2008年5月 2日 (金)

親御さんが会社で困っていることは

 月刊誌『Family』のかつての特集で、中高生のお子さんがいる親御さんへのアンケート特集が書かれていて、「あなた自身が会社で困っていることは?」という質問に対して(対象5046人)次のような回答が寄せられていた。

 【1位】英語が使えない(47,0%)、【2位】マナーや作法を知らない(20,7%)、【3位】文章が書けない(14,9%)、【4位】ゴルフが出来ない(14,3%)、【5位】物を知らなすぎる(11,5%)、【6位】歴史を知らない(8,0%)、【7位】敬語が使えない(7,2%)

 この結果を見て私は不思議に思ったのだが、パソコンが使えないという項目が入っていない。私なら即1位にあげるのだが、時代なんだな~と実感する。

 ダントツ第1位に英語が使えないがきてしまった。やっぱりなと思う。英語を実技科目にすべきという主張を20年以上にわたり言い続けてきた私としては、もうこれ以上繰り返すつもりはないが、日本社会は英語を使わなくてもいい社会に変革すればいいのである。

 英語に費やすエネルギーを、日本語文章のスキル練習や、敬語教育の強化等に当てれば、おのずと【2位】以下の問題点は改善されていくはずである(ゴルフは別だが・・)。

 私は27年間中高生に英語を指導してきた。はっきり言わせてもらう。運動おんち(?)や本当の音痴がいるように、英語おんちは存在する。間違いない。数学や理科の学習にはすばらしい能力を発揮するのに、英語となるとまるっきりだめな生徒を山ほど見てきた。一生懸命やっても中学校英語(本来はそんなカテゴリーなどないけれど・・)を超えられないのである。

 英語は実技教科である!100メートルを18秒で走る生徒に、努力して13秒台にしろとは言わないだろう。それを英語でやってしまっている。「やれば出来る」という言葉は時として悪魔のささやきになる。

 旧約聖書創世記第11章に、有名なバベルの塔の話がある。世界はかつて統一言語を持っていた。世界の民が言語による意思統一が簡単だったために、極端な思想や考えまでもが、あっと言う間に広がり、それが神の怒りに触れ、神は人々の言葉をばらばらにしてしまったという話である。

 含蓄のある深い話ではないだろうか。英語が出来ないと言って、会社で困っているおよそ半数のお父さん方。『大丈夫』それは神の意思ですから・・・。

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