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2008年4月17日 (木)

家庭訪問

 今日の家庭訪問を前に、昨日は半日がかりで障子の張り替えを行った。昨年の暮れから我が家にやって来たシャム猫のキラが、障子にジャンプをし全て穴ぼこ状態になっていた。まさしく廃墟と化した座敷の障子、さすがにこれは見せられたものではないと言うことで、せっせせっせと働いておりました。

 我が家が大掃除をするのは、この春の家庭訪問の時期である。師走の大掃除は、冬期講習や受験指導がいそがしく、尚かつ寒いのでやらない。「家庭訪問が月に一度くらいあれば家もきれいになるのにな」と息子が言っていたが、まさにその通り。

 ちなみに我が家は全員O型家族。A型やAB型のような繊細な神経の持ち主がいれば、ちょっとは片づくのだろうけれど、いつの間にか本や領収書類の中に、CDが埋もれていたり、靴下が片方散歩に出かけたりしている。

 家庭訪問と言えば、子どもの頃の強烈な思い出がある。昭和30年代当時小学生だった私の叔母の担任の先生が、べろんべろんに酔っぱらった状態で家庭訪問にやって来た。「先生、まあ一杯いかがですか」なんてことで、各家々でごちそうになってくるものだから、最後の訪問先に着く頃には出来上がってしまうのである。古き良き時代とは言え、顔を真っ赤にして千鳥足でやって来たあの光景は、子どもながらびっくりしたものだ。

 今はもちろん酒など振る舞う家庭はないだろうけれど、いらっしゃったと思うや否や、あっという間に帰られていく。過密スケジュールらしい。生徒のご家庭の様子を見に来るのが第一目的なのだろうから、それはそれで良いのだろうけれど、ご家庭によっては会社を休み家庭訪問に備えている親御さんも多いと聞く。責めて20分~30分の滞在時間は欲しいかなと毎年思うのだけれど、いかがなものだろうか。

 ところで塾によっては家庭訪問をする塾もある。かつて私が勤めていた塾ではやっていた。はっきり言って、指導の参考になることが多かったように思う。中には1時間以上もお話しを伺ったお宅もあったように記憶している。多忙故、塾になかなか足を運べないご父兄には必要だったように思う。

 現在、保護者の皆さんとはパソコンによるメールのやり取りや、電話での相談がメインである。共働きのご家庭がほとんどなので、家庭訪問は控えさせて頂いている。来て欲しいと言う保護者の方がおられれば昼の時間帯ならいつでもいけるのだが、お声がかからないところをみると、現状のままで良いかなと思っている。

 

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