やっぱりハングリー精神は大切
だいぶ前に、「なぜ3代目は家業を潰すのか」といった内容の本を立ち読みした。作者名も本の題名も、もうろくしたのか憶えていないが、興味深い内容だっただけに今も心に残っている。
実は孫に対する祖父の思いが家の存続に影響するという話だったのだが、その家の主が不本意な人生を送ると、その無念な思いが跡継ぎの孫に伝わっていき、成功を勝ち取ろうと頑張る。一方成功し裕福な主の思いもやはり跡継ぎの孫に伝わり、俺が頑張らなくとも何とかなる、そんな行動が現れるみたいな内容だった
親の思いではなく、祖父の思いが孫に影響を及ぼすというところが異質でおもしろい。故に江戸時代では、それを察知した呉服問屋などの商人の家では、意図的に婿養子を入れ跡目を継がせ、家業を存続させてきたと書かれてあった。
江戸時代、徳川家が15代も続いた理由の1つに、直系の血筋を3代以上続けなかったのが要因だとも述べられていた。科学的説明はできないだろうけれど、論理としてはおもしろいものだと思って読んだ記憶がある。
「思いは伝わる」このフレーズを、最近多くの方々が使うようになった。私も塾生達によく使う。自分が成功しているイメージ。自分が幸福になっているイメージ。とても大切だよと。
塾生の中でよく「だめだ~」 「わかんね~」を連発する生徒がいる。私は「だめだ~」と言いたくなったら、「だいじょうぶだ」と無理でもいいから口にしろと言っている。「だいじょうぶだ」は、我が塾の魔法の言葉である。志村けんがあれほどビッグなコメディアンになれたのも、「だいじょうぶだ~」の言霊ではないかと、結構真剣に考えている。
後もう一つ、常にハングリー精神を忘れないことだ。それは家族がということであるが・・・。裕福な家庭のお子さんで、さっぱり勉強をしない子がいる。見ていると、お金が無くなったら、お爺ちゃんに言ってもらってくる、雨も降っていないのに歩ける距離をタクシーで塾にやって来る。まさに先ほどの3代目が~の話が頭をよぎる状況だ。
自分が満たされているものだから、そういう暮らしが一生続くと思っている。したがって夢を持たないし、努力もしない。大人になって気づいたときに、祖父もいない、父もいない、残ったのは借金のみ。そんな人生にならぬよう、ハングリー精神はぜひ学ばなければいけないし、学ばせなければいけない・・・・と思う。
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