夢を夢で終わらせないために
自分がやりたいことをやらずして、人生は楽しいはずがない。やりたくないことをやって、ため息をついて、つまんなえ~なとグチを言う暇があったら、自分が出来ることは何なのかを書きとめてみることだ。
そして現実と向き合ってみて、自分の可能性ってやつを探すことが大切だと思う。「おれ自分に自信が無くて・・・」 相談にのっているとよく聞く言葉だ。自信がないと言う時点で、もう既に自分を否定してしまっている。それでは波に乗れない。
何かをやる前に、自分が失敗している光景を想像してしまっている者がいる。それじゃダメだ。慎重なのと臆病なのは似て非なるものだ。
人生で大事なものは何だろう。お金だろうか、恋人だろうか、プライドだろうか。何かを失うことが怖くて佇んでいる若者が多い。生まれてきたときのことを考えてみて欲しい。何か手に抱えて生まれてきただろうか。裸のまんま、自分の命を預けて生まれて来たのが我々人間だろう。
育つ過程で、いろんな知識を身につけてきた。でも残念ながら、聞かなくともいい話や、見なくてもいい光景もいっぱい頭の中に詰め込んでしまった。そして自由や愛することの感覚がちょっとだけ麻痺してしまった。そうじゃないのか。いやきっとそうにちがいない。
心の中に常に違和感を抱いたまま生きていくことは辛いだろう。言いたいことも言えず、やりたいこともやれずに、青春という素晴らしい季節をむげに過ごすことは悲しいことだ。痛ましいことだ。そうやって何十万人いや何千万人の人々が諦観という言葉を身にまとい、この世を去って行ったことだろう。
夢は夢で終わらせてはいけない。どんな大きな大海でも、最初の一滴が無ければあり得なかった。だから一歩が大切だ。英語で言えばACTIONだ。行動だ。書を捨て街へ出よだ。
ピコピコ携帯をいじってんじゃない、パソコンでありもしない幻想を追いかけてる場合じゃない。汗をかき働いてごらん。早起きをして大きな大きな朝日を浴びてごらん。当たり前のことが出来ないから、夢も遠く感じるんだよ。
簡単なことだ、実に単純なことだ。人は成功するように出来ている。出来ないのは成功する前に、努力をやめてしまうからだよ。夢を実現できた人は、何も特別な人間じゃない。最後まで諦めなっかただけなんだよ。自分を信じ続けることも、夢を見続けることも、諦めなかったから現実をたぐり寄せたんだ。
私は自分がくじけそうなとき、何度も何度も言い聞かせてきた。だいじょうぶ、だいじょうぶ、だいじょうぶ。だから死ぬこともなく、ちゃんと生きてきた。愛する妻や、息子達や、私をたよりにする塾生のために。
卒業をして、おめでとうは言わない。こんな儀式でおめでとうなんて君たちに失礼だよな。将来君たちがBIGになるまでこの言葉はとっておこう。

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