チラシのお家事情
昨年2007年は、塾のチラシを一度も新聞に入れなかった。広告も出さなかった。
タウンページの電話広告と、このブログぐらいが我が塾の広告媒体であった。ほぼ口コミのみの入塾であった。一方2006年は、莫大な量のチラシを春に刷り、市内全部の新聞に折り込みとして入れた。
そのチラシの問い合わせは一件もなかった・・・・・。なぜか?
我が塾の折り込みチラシが入ったその日、野球ワールド大会で、松坂擁する日本と強豪キューバとの決勝が、朝から始まる日であった。ご記憶の方もおられると思うが、スポーツ番組としては歴史的が視聴率を記録した。
その日の日曜日の朝、新聞の折り込みなど誰も見る人などなく、テレビに釘付けだったのである。そして優勝。おそらく人々の歓喜の中、我が塾のチラシは日の目を見ることなく、闇に葬られたのだと思う。・・・・残念。
したがって2006年の春は、塾経営史の中で一番受験生が少ない4月の開幕であった。長く塾をやっているとそんな年もある。
宣伝費に回せる経費は大手企業ならいざ知らず、個人塾はたかが知れている。一回数十万円も要するチラシを何度も出せるはずがない。昨年のように宣伝無しでも生徒が集まる年もあるし、来ない年もある。
我が塾では、前年の合格実績が入塾率にリンクしない。不思議な塾である。
教室が変わったわけではない。講師陣の顔ぶれが変わったわけでもない。違いと言えば、集まった塾生の顔ぶれである。
自分の通っている塾をどんどん学校で宣伝してくれるタイプの生徒が多いときは、塾生が神様仏様に見えてくる。逆に、塾に通っていることを、本人も保護者も秘匿するタイプの生徒が多いときは大変である。
経営者として生徒の指導の他に、金銭面のさまざまな問題を解決して行かなければならない。 これが個人塾の言ってみれば醍醐味でもある。このブログの名前の通りわくわくドキドキである。
明日あたり、新聞社に広告文を持って行こう・・・・・。
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