最近のトラックバック

« 小菅敏夫先生の思いで | トップページ | どーんと伸びる »

2008年1月18日 (金)

塾コンサルタント?

 入塾相談とはまったく関係ない、身の上相談のような電話を年に何本か頂く。結構多いのが「私も先生のような塾をやりたいんですが・・・・」という経営コンサルタント的相談内容だ。

 私はいつもこう答える、「やめなさい」。

 少し前も、中学校の先生をやっているという27歳の若者が電話をくれた。「学校で自分の思うようなスタンスで生徒の指導ができないので、教師を辞めて塾をやりたいと思っています」と、私は躊躇なく、「先生を続けなさい。頑張りなさい」と言って電話を切った。

 塾をやっていると、家族とご飯を食べることはまずない。夜は11時過ぎに食べるので、ほとんどの塾経営者はメタボになって、不健康この上ない。

 学校の先生と違って、毎年受験指導。1月、2月は胃薬が手放せない。年によっては理由もなく生徒が増えたり、ぜんぜん来なかったり。お金を借りたくても、こんな不安定な職業に銀行は一文も貸してくれない。

 塾を立ち上げて19年目に入るが、当時から市内で続いている塾は大手を含めたった4軒。7軒ほどの塾がこの間に姿を消し、現在新たに10軒ほどの塾が参入している。

 塾で一儲けなどと考えているなら、まずは手を出さないのが一番だ。私の知る限り、地方のほとんどの塾経営者は昼働いている。パートをやったり、農業をやったり、高校の非常勤をやったりだ。 

 じゃ何故続けているのか。たぶんみんな塾が好きなんだと思う。こども達に教えることが好きなんだと思う。少なくとも、それが私にとっても塾をやってこれた一番の理由だ。

 私のこのブログを読んで下さっている塾の先生方も最近は多くいらっしゃる。コメントも頂く。また塾をやってみたいと考えている方も、いろんな塾ブログをご覧になっていることと思う。

 前々回のブログでも書いたが、品格のない世の中になってきた。例えば塾をやって来て、10年くらい前までは決してなかったことで、最近増えていること。

 月謝を滞納したまま平気で塾を辞めていく家。教育の相談で私の所に来ているのに、謝るでもなく、大きな声で携帯で話をしている親。1年以上塾に子供を通わせ、送り迎えに来ているのに一度も顔を出さず、あいさつ1つない親。従ってその塾生の親の顔を私も知らない。

 もちろんそんな親たちの子供の成績がいいはずもない。そしてクレームだけ多い。しかし、それでも私どもはこども達のためにベストを尽くす。5000円や7000円の月謝で、人格全ての面倒を見て欲しいと言われれば、ぜんぜん割に合わない仕事かも知れない。しかしである。それでもこどもを何とかしなければと、日々胃薬とウコンを飲み、「やってやろうじゃないか」と、誰にでもなくつぶやくのである。

 きっと他の塾の先生方も同じではないだろうか。入試もいよいよ最終章。先生方、我ら同士よ! 頑張って行こうではないか!

 

« 小菅敏夫先生の思いで | トップページ | どーんと伸びる »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 小菅敏夫先生の思いで | トップページ | どーんと伸びる »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ