宿題あれこれ
いつ頃から始まった宿題なのか、気づいたら2Pノートなる中学校の宿題が全国的に広がっていました。最近では小学校でも2Pノートなる宿題が増えています。
何をやってもいいからノート2ページを埋めてくるというこの宿題、効果のほどは別にして不思議な宿題です。
30~40人クラスならば、宿題を個別に出せないので、2Pノートというのも時にはありなのかなと思うのですが、20人以下の少人数クラスでも日常的にこの宿題が出されている状況はいかがなものでしょうか。
ちなみに私は、1週間で延べ人数100名ほどの小学生~高校生を個別に指導していますが、一人一人に教科も内容も違う宿題を塾生達の要望で出しています。
2Pノートが全国に広がった背景には、先生方の学校での雑用が増えすぎたがための、やむおえない対応だという感じもしますが、授業についていけない生徒をますます放置する結果になってしまっていると思います。
ところでこの2Pノート、学校によってはクラス担任の先生の裁量で、塾でやったプリントをノートに貼ってもいいというクラスもあって、うちの塾生などは塾でやったプリントをせっせと貼り付け、早くも冬休みの2Pノートを終了させた強者(つわもの)もいます。
宿題は結局書くことの評価ばかりで、読むことの評価がしづらいものですが、読書することの習慣づけがある時期を境に、怒濤の勢いで個人の能力を開花させていく事実を多くの先生方が知っているはずです。
中学生の皆さん2pノートも大切ですが、それ以上に本を読むことも大切です。この冬休み何でもいいです、本の感動を味わって下さい。
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