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2007年12月18日 (火)

バリバリだった頃

 私が30代のまだバリバリだった時、正月の元旦の朝3時に高3生の塾生を集合させ、大験セミナー合格請負神社である水沢の駒形神社に初詣出をし、一関に戻ってきて朝7時より早朝カラオケ大会をやり、午前9時から夜9時まで『センター試験絶対頑張るぞ~怒濤勉強会』なるものを恒例でやっておりました。

 こんなむかしの話を今の塾生にすると、「いいな先生やろうよ」と言うのですが、それをやったら確実に正月明けは倒れているよ、ということで今は残念ながら1月3日までは普通に休まさせて頂いております。

 当時の私のはちゃめたさに付き合ってくれた教え子達も、今はそれぞれに家庭を持ち子供も生まれ、私のバリバリだった時の年齢になり、みんな思慮深いすてきな大人になっています。バリバリだった頃の教え子達は、教員になっている者が多く、現在30代になる彼らはきっとバリバリにこども達を指導していることでしょう。

 またその当時、休みともなると15万円で買った西ドイツ製のフォルクスワーゲンゴルフ(塾生はボロクソワーゲンと呼んでいました)に塾生を乗っけて、よく山登りに行きました。北上高地の早池峰山や五葉山はよく行きましたね。

若い頃というのは指導者も元気があり、体力勝負でこども達をぐいぐい引っ張って行く良さは確かにあります。しかし、自分の元気印を基準に押しまくっていると、どこかに必ず無理がくるものです。私の場合、それは講師の先生にきましたね。

 風邪などで休んだ先生に、自分は10年間、一度も風邪で塾を休んだことがないみたいなことを言ってしまったり、自然と体育系のスポ根話をしてしまったりなどで、私のバリバリさについて行けなくて、やめられた先生もいました。

 今50近くなってきて、バリバリからちょっと、いやかなりバキバキッという感じに日々変遷(へんせん)してきました(笑い・・・)。年を取れば取ったなりの体の使い方、頭の使い方というものがあるわけですね。

 それがようやくこの年でわかるというのも、私も大人になった証拠でしょうか。当セミナーのうら若き先生、M女史は、そんな私のバキバキ状態の日常を見て、「先生だいじょうぶですか」と、やさしい言葉をかけてくれます。

 私がバリバリの時は、そんなやさしい声を、教室で誰もかけてくれませんでしたね。年を取るのもちょっといいものです。

 ただこのバキバキ状態がボキボキになり、ボョボョにならないように、体と頭の体調には細心の注意を払わなければと思う今日このごろです。

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